クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「……もしかして……あい、ちゃん?」

 

すると彼女は、それまでの凛々しい態度を一変させ、その場で飛び跳ねてはしゃぎ始めた。

「やっぱりそうだ!――そうです!あいです!酢乙女あいです!お久しぶりです!しん様!」

……工場内には、どよめきが走った。

 

「――はい、あいちゃん」

休憩所の中で、オラはあいちゃんにコーヒーを手渡す。

「ありがとう、しん様」

「このコーヒー、スーパーの特売品だから、あいちゃんの口に合うか分かんないけど……こんなものでゴメンね」

するとあいちゃんは、首を振って笑顔を向けて来た。

「そんなことないです。しん様が入れてくれたものですもの。それだけで心が満たされます」

そしてあいちゃんは、コーヒーをすする。

 

「……うん。悪くありません」

「ありがとう、あいちゃん。……ところで、そのしん様って呼び方、どうにかならないかな……」

「……嫌、ですか?」

「嫌というか……なんか、恥ずかしいし……」

「………」

しばらく考え込んだあいちゃんは、口を開いた。

「……分かりました。今日からは、しんのすけさんとお呼びいたします」

「助かるよ……」

彼女は、微笑んでいた。そんな彼女に、オラも微笑みを返した。

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