クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「……会長ご夫婦は、現在重要な会議に出席されています。このようなところに、来れるはずもありません」

 

「……重要な会議、ね……」

……なんだか、凄く頭に来た。

「……ご両親にお伝えください。――お嬢さんは、オラが責任もって預かる、と……」

「――ッ!?し、しんのすけさん!?」

「……それは、どういう意味でしょうか?」

「その通りの意味ですよ。彼女は、しばらく家には帰しません。どうしてもというなら、自分の足で迎えに来てください……そう、言っておいてください」

「………」

 

男達の眼光は、更に鋭さを増す。そして、さっきまでとは違う、どこかドスの効いた声を出してきた。

「……あまり、調子に乗らないでもらいたい。会長が、どういう立場の御方か……わかってるのですか?」

「そんなもん知ってるさ。十分すぎる程な」

「それならば、すぐにお嬢様をこちらに……」

 

「――あいちゃんの父親……それ以外に、何があるんだ?」

「―――ッ」

「オラには、あいちゃんの父ちゃんが何を考えているのかは分からないよ。
……でも、こうしてあいちゃんは悩んでる。苦しんでる」

「……」

「それを、ただ一言、自分たちの言うとおりにしろだので片付けて、挙句迎えにはこんな胡散臭い男達を送って、自分たちは大事な大事な会議と来たもんだ。
……これじゃ、あいちゃんが悩むのも無理ないな」

 

その言葉に、男は怒りを露わにする。

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