パチソカスがメンヘラ女を好きになった結果・・・

【PR】Akogare


77:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 18:26:02.971ID:qP4W4GDs0.net
細い坂道を登り切ると、小さな神社がある。
その麓?車が走れる幅の道の果てにアスカの家はあった。
道幅のせいで徐行を強いられるのがもどかしかった。
到着してアスカを呼び出す。
待っている間にすれ違った住民に熱い視線を送られたのが怖かった。

「……おまたせ」

懐かしい、初めて会った時のショートパンツにパーカー姿のアスカ。
ずっと家にいたのか髪はぼさぼさで、タイツは履いていなかった。
アスカはひらひら手を振って近づいてきた。

「アスカさん、俺、言いたいことがあるんです。話したい事、聞いてほしい事、うまく言えるかわかんないですけど、伝えたいことがあります」

アスカに駆け寄って肩を掴むと、自然とそんな風に口走っていた。

「ダメ」

短い拒否の言葉。

「わたしは俺くんの気持ちに応えられないよ? だから言わないで」

この時初めて。
俺はアスカに振られた。

79:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 19:42:52.712ID:C5NRVnpxa.net
wktk

80:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 19:46:10.206ID:QpGUt7vXH.net
これまだ残ってるてことでいいですか?
残ってたら続き書きます

81:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 19:47:06.977ID:6zyZcooe0.net
たのまあ

82:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 19:48:07.092ID:QpGUt7vXH.net
>>81
おk
とりあえずMAJOR10巻まで読んだら始めます!

83:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 19:50:46.965ID:1/YBDgcj0.net
>>82
なによんどるんじゃぼけ

84:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 19:52:46.018ID:6zyZcooe0.net
>>82
は?

85:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 20:04:24.773ID:QpGUt7vXH.net
ちょっと待って、今おとさんイイトコロ・・・
なんか投下できてない分残ってたんで先貼ります。

「俺、は」

喉元を握られてるような気分だった。うまく言えないけど発声できない状態。
アスカは、

「ごめんね」

街灯の光が頬に当たっていて、それを避けるみたいに首を傾けてほほ笑んだ。

「わがまま言ってごめん。会いたいって言ったのは、そういうことじゃないんだ」
「だったら……っ」

だったらなんなんですか、という前にアスカが俺にスマホを突き出す。

「今はまだ俺くんの気持ちに応えられない。
わたしは、いーくんがいなくなった日から立ち止まっちゃったから。
俺くんのいる場所にわたしはいない。だから進まなきゃいけないの。だからお願い。俺くん」

棒立ちする俺の手に突き付けられたスマホが乗せられる。

86:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 20:05:38.779ID:QpGUt7vXH.net
「自分じゃできないから、全部消して」

なにをすればいいのか流れでわかった。
スマホのロックは解除されている。
ホーム画面から記憶に新しい通話履歴を呼び出す。
発信の一番上に、俺の名前、その下はあの日見たものと変わりなかった。

「俺くん……?」

俺は。
俺は、預けられたスマホを突き返した。

「ごめん、なさい。できません」

履歴を消すだけじゃない。アスカはデータ全部を消してくれと言っているんだ。
だけど俺にはそれができない。

87:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 20:06:36.264ID:QpGUt7vXH.net
「俺が、俺が好きになったアスカさんは……今までも全部含めたアスカさんだから」

全身ががくがく震えてしゃくり上げるみたいにしか話せなない。

「あの日俺が出会ったアスカさんは、それをしてしまったらいなくなるから……っ」

アスカは一人で感極まる俺を黙って見てた。

「消しちゃダメなんですよ。そんなことしたら、きっと、壊れる」
「どうして……?」
「わっかんねえよッ!」

女々しいけれど、昔の男の思い出なんて消してしまいたい。
アスカの中にいる『いーくん』を一遍も残さず消し去りたい。
それで、まっさらになった彼女と恋が出来ればどれだけいいだろう。
一方的な気持ちかもしれないし、アスカの中に彼がいる限りきっと俺なんかじゃ敵わない。
アスカが思い出して辛くなる思い出も、
苦しい時に支えにする幸せも、そのどこにも俺はいない。
それでもダメなんだ。理屈じゃなくそう思った。

88:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 20:07:12.115ID:QpGUt7vXH.net
「頭大丈夫か、あんた?
俺があんたのこと好きだって気づいてたんだろ?
その癖のろけ話なんて泣きながら聞かされて、
急に呼び出されたと思ったら振られたんだぞ?
忘れたいからデータ消してくれとか、そんなこと俺に頼むなよッ!
自分勝手なんだよアスカは!!
未練断ち切れてないくせに、頭おかしくなるほど好きな男がいるくせに、
できもしねえのに忘れるなんて言うなよ!」

「……だったらどうすればいいの?
みんながいーくんはもういないって、
翔ちゃんは優しいからゆっくりでいいて言うけど、
俺くんにも迷惑かけて、それで、どうして」

「3か月!」

「なに?」

「3か月待って」

「……はあ?」

「俺に……時間をください。お願いします」

89:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 20:33:07.918ID:CK7u4Hi00.net
MAJOR読んでんじゃねーよ
ジャイロボールぶつけんぞ

92:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:39:43.372ID:QpGUt7vXH.net
「タケシ、サークル軽音だったよな?」
「あ? うん」
「もう辞めたよな。バンドやってもモテなかったから」
「やかましいwなんだよ?」
「ギター貸してくれ」
「はあ……。いいけど、こんな時期にサークル入んの?」
「まあ、そんな感じだ」
「いいよ。じゃあやるよ、俺のギター」
「まじで?」
「中古だから6万な」

俺はタケシの脛に黄金の右を食らわせた。

次にやったのは大学のPCで適当なフリーソフトをダウンロードし、動画サイトにアップされている動画の音声を抜き取った。
卒論用に新調したUSBに保存したそれを講義が終わってからアニさんのところへ持っていく。
アポなしで押し掛けたため不在だった。
電話をしてもなかなか出ない。
とりあえずラインを送って帰りを待った。

『はよ帰ってこい。どこで遊び回ってんだこのビッチ』
『童貞腐らせながら一生待ってろ』

あまりにも帰りが遅いので挑発するとそんな罵倒が返ってきた。
ふむ。
やはりアニさんの言葉責めでは俺は上がらない。

93:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:41:16.682ID:QpGUt7vXH.net
仕方なく近くのパチンコ屋で時間を潰して、やっとアニさんとご対面。

「アニさんのせいで2万負けました」
「知らんがな。で、なんだ?」
「これ」USBを差し出す。「中に音声入ってるんでギターの譜面にしてください」
「はあ? 悪いけどあたしは見かけによらず芸術方面はダメだぞ」
「期待してませんよ、アニさんには」

アニさんの無言の肩パン。
しかし俺は動じないし感じない。
「アニさんならそういう知り合いくらいいるでしょ、無駄にケツの穴が広いんですから」
「顔だろ。それならおまえ一人沈めても揉み消せる程度には広いな」

土下座。

「すんません、アニさん、お願いします! 今はないですけど金なら払います!」
「なんだよおまえ。必至だな。まあいいよ。そういう知り合いに頼んでやる」
「!」
「とりあえず今から飲み行くから奢れ。それで勘弁してやるよ」
「りょうかいです!」
「金あんじゃん」
「……」

94:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:42:12.890ID:QpGUt7vXH.net
この人本格的にただのチンピラだったわ。
その後は近くの居酒屋ステージで奢らされ、
酒気帯びになるので俺は今回もアニさんの家に泊まった。
アニさんはアスカとのことは聞いてこなかった。
だから俺も何も言わなかったが、
なんとなくこの人は察してくれたのか、家に戻って電気を消してから、

「知らん間にいい男になったな」

とか言われた。
口説かれてる?
そこもっとタルホさんみたいに言って?
軽口交じりに「アニさんには及びません」と言ってから、

「でも、やんないんですよね?」

念のため確認した。

アニさんは答えないで、代わりに寝息を立てていた。

俺は、薄着で寝るアニさんのパンツで抜いてから就寝した。

確かに俺は変わった。


95:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:42:28.486ID:QpGUt7vXH.net
後日談。
松田に電話した。

「松田さん、ギター教えてください!」
「あ? 俺ドラマーだし」
「(*´Д`)~~」

96:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:43:37.286ID:QpGUt7vXH.net
ここまで来ればさすがに俺のやろうとしてることは言うまでもないと思う。
俺は先人にあやかって、弾き語りでアスカに告白することを決めた。
賛否両論あると思うが、あの時の俺にはそれが一番だと思えたからだ。
例の一件から3日と経たず、首尾よくギターは入手した。
6万はツケにした。
アニさんに頼んだ譜面は1週間ほどで出来上がったらしい。
ギターを手に入れてから10日ほど経って俺の元にやってくる。
その間に、俺は卒論の研究が忙しいとぼやくセイヤに手ほどきを受け、ギターの基礎を学んだ。
これで譜面が手に入れば余裕だと思っていたが、
理屈で音の出し方をわかってるのと、
譜面をさらえるのとはまた別で、
実際、譜面を見ながら思い通りの演奏をするというのはなかなか上手くいかなかった。
しかも歌まで歌わないといけないから骨が折れる。
独力の限界を感じ、俺はドラえもんに依頼した。

『どら焼きやるからギター教えろください』
『レクイエムでいいか?』

97:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:44:04.890ID:QpGUt7vXH.net
アニさんの無駄に広い人脈をいかし、無事コーチをゲット。
ある程度弾けるようにはなったが、コーチ曰く、

「俺に教えられるのは技術まで。生まれ持った才能には手の付けようがない」

その意味を俺は未だに理解したくない。
中学の頃の音楽の成績は常に2だった。

98:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:44:46.862ID:QpGUt7vXH.net
約束の3か月が経つ前に俺はアスカに連絡を入れた。
白状すると心が折れた。
一月半ほど練習して、最初のほうはできるようになったのでそれで妥協。

『今週、会えますか?』
『ちょっと厳しい』
『……そこを何とか』
『手帳見る』
マジで見て。
『〇曜の夜なら、いいよ(‘ω’)ノ』
『ありがとうございます!!』
『また連絡します!』
『り。待ってるね』

こんなやり取りをした。
当日俺はアスカを迎えに行くために約束の時刻の1時間ほど前にメッセージを飛ばした。
きっちりと1時間後に返事が来た。

99:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:45:31.676ID:QpGUt7vXH.net
『今終わったー』
なにがだろう。
『俺くん家ー?(*´з`)』
なんだその顔文字。
『アスカさんの家まで来てますよ。ここで待つの通報されそうなんで早く戻ってきてくださいw』
『あー。わたしもう引っ越したよ』
『ちょw言ってくださいよw』
『ごめんw迎えに来てくれる?w』
『もちろん!www』

で、二駅くらい隣の駅で待ち合わせ。
時間も遅いので明るいところで待っててくれるのは安心した。
駅のロータリーに止めると近くの本屋からアスカが出てきた。
スタバとかあるんだからその辺で待ってればよかったのに。

102:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:46:27.657ID:QpGUt7vXH.net
「お待たせ。ありがとー」
アスカが助手席に乗り込む。

「わ、なにこれ、ギターケース?」
「はい。アスカさん、どっか、人気のないところありますか??」
「え。きもい」

マジで言われたんだw
そしてやっぱりアスカの暴言は下半身に来る。アニさんとは大違いだ。
なんとなく雰囲気とかギターとかでアスカもこの後自分が何をされるのかを悟ったようで、

「あー……じゃあ、とりあえず××の方向かって」

とかナビをし始めた。
アスカの誘導に従って気づけばホテル街へ!とかならよかったのに、
たどり着いたのは廃れた公園だった。
砂場とウンテイと縄でつるされたタイヤみたいな遊具とジャングルジム。それと無駄に長いベンチが一つ。
公民館と総合センターの近くのそこは、確かに時間帯のせいか人気がなかった。
問題は交番が近くにあったことだけど。

103:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:47:12.973ID:QpGUt7vXH.net
駐車するところがなくて少し遠いがコンビニの駐車場を借りた。
で、ギターケースを担いでアスカと並んで歩く。

「大学に行くんだ」
「え? 誰が?」
「わたしだよw」
「そすかw……え?」
「途中で辞めちゃったからちゃんと卒業したいな、て」
「……」
「今はバイトして、お金貯めて、それで、勉強してる。もともと勉強は苦手じゃないし。さすがに公立とかは無理だろうけど。私立ならなんとか……貯金も、ないことはないし」
「それなら俺が手伝いますよ! アルティメットバトルぶち込んで稼いできます!」
「そんな生き方してると結婚できないよ?」

これには俺のアイアンハートもぼこぼこになった。

106:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 21:49:15.141ID:QpGUt7vXH.net
「いいの。自分で始めないと意味ないから。
ちゃんと大学に行って、ちゃんと前を向いて、ちゃんと、自分の力で生きていかなきゃ。
わたして、ちょっと他人に依存するところあるからさー」

その依存先に俺は成りたいんだよ。
アスカに頼られたくて、頼ってもらえるような人間に見られたくて。
だから俺は歌うって決めたんだ。

110:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 22:49:45.529ID:QpGUt7vXH.net
ギター「ディィィン」

最初からおもっきりミスった。

「あ、今のなし! やり直すんで待ってください!」
「……」
「すぅー、はぁー……」

♪もう↗ふーりー↘むぅかじゅ……

緊張しておもっきりかんだし音外した。

「もう一回。……もう一回、やっぱ外だと緊張して…」

「あはは」

面接官みたいな無表情で見ていたアスカが初めて笑った。

それから何度も何度も途中でやり直して、
アスカに笑いながら茶化された。

ガンバレー、と言われるたびに情けなくなった。

途中からギターなんて弾いてるのか適当に音を出してるだけなのかわからなくなって、
歌だって散々。

だけどアスカは最後まで聞いてくれた。

だから俺も最後まで歌った。

きっと『いーくん』の告白はこんなぐだぐだしたものじゃなかったんだろうな。
アスカの家で聞いてから、今日これを書いてる今まで何回も『いーくん』の歌は聴いた。
その度に自分と比べて悲しくなった。

111:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 22:50:07.843ID:QpGUt7vXH.net
俺は『いーくん』に会ったことはないけど、
絶対に俺は『いーくん』にはなれないのはわかる。

同じことをしようとしてもできない。

あの日の失敗があるからそう思うんじゃなくて、今現在もやっぱりそう思う。

だから忘れさせるんじゃなくて、成り代わるんじゃなくて、
俺は俺として、彼を忘れられないアスカを幸せにしたい。

アスカの中のあの人もひっくるめて好きで居続けたい。

それができるのは俺だけだなんて傲慢だけど、
きっと俺以上にそう強く思える男はいない。

必死にギターを弾きながら、歌いながら、
そんなことを考える余裕はなかったけど、

たぶん、余裕があったらそう思ってたんだろうな。

それで、届け、届って、気持ちを歌に乗せるってこういうことなんだな、て思いながら、
人生で一番好きになった人に歌いかけるんだ。

何度も言うけどそんな器用なこと俺にはできないから、

「アスカさんが好きです。俺と付き合ってください」

全部吐き出すみたいに歌い切ってから、もう何の捻りもなく告白した。
アスカさんは笑い疲れたみたいな表情で、目の端に涙を溜めて言った。

「……バカだなあ。俺くん……バカだなあ」

112:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 22:53:43.481ID:QpGUt7vXH.net
ごめん、ほんとにほんとに最後にこれだけ付け足す。
オチとかないし、ハッピーエンドじゃないし、

釣り宣言とかでもないけど、これを言わないとスレ立てた意味がない。

それから今日に至るまでの俺とアスカの関係は「恋人」ではないと思う…。
残念ながら。
けどそれらしい関係だということは多分俺の思い込みじゃない。

公園で告白して、なんかよくわからん反応をされて(『いーくん』の引用だと俺は勝手に思ってる)なんか気持ちを確かめられないでいた。

けど少なくとも今日に至るまでアスカに彼氏はできていないし、
少なくとも俺以上に個人的にあってる男はいないと思う。

一応ここにかけそうなエピソードがもう一個だけあるから書かせてほしい。

114:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:14:41.450ID:QpGUt7vXH.net
公園での一件から少しして俺とアスカは『いーくん』の墓参りに行った。

盆とかお彼岸とか命日とか全く関係ない日だった。

二人して墓の名前で手を合わせて線香を上げた。

アスカがちょっとどっか行ってて、て言うからあー、泣くんだろうな、と思って、離れるべきか残るべきか迷った。

残ったよ?

だって嫌じゃん、自分のいないところで好きな人が知らん男に泣かされるの。

アスカはやっぱり泣きじゃくって、もう何言ってるかわからなかった。

平日だったからそんなに人はいなかったけど、

それでもちらほらやっくる人にはめっちゃ見られた。

ひとしきり泣いた後、

「ちゃんとわかったよ。今までごめんね、いーくん。

わたしちゃんとするから。いーくんにばっかり頼ってごめんね。

大学の相談乗ってくれてすごい嬉しかった。

もう頭の中めちゃくちゃで、ただただ親に言われて勉強だけしてたけど、いーくんと出会ってからはちゃんと自分の人生を楽しめたよ。

それで、わたしのこと、好きって言ってくれる人ができました」

115:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:16:06.447ID:QpGUt7vXH.net
それを聞いて俺もなんか泣けてきて、
墓の前でしゃがみこんでるアスカを後ろから抱きしめた。

こう、めぞん一刻みたいなこと言っていい感じにしたかったけど、
現実はそんな甘くなくてなんもいい言葉出てこない。

うぇうぇ言いながらまだなんかアスカが話してたけど忘れたw

「アスカさん。……俺、年下で、経験少ないですけど、一生大切にします。絶対、アスカさんの一番になってみせます。本当に好きです」
「うん。……うん。そっか」
「はい」
「……じゃあね、俺くん」
「はい」
「スロット辞めて……?」

これな。
人がプロポーズかってくらい頭ひねって何とか捻りだした言葉にこんなこと言うんですよ。
涙流しながら鼻赤くして、呆れ笑いして目の端の涙を指で払ってた。
ギャルゲーとかだと絶対一枚絵になってたと思う。

116:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:17:01.010ID:QpGUt7vXH.net
それで、ちゃんと諸々も清算して、アスカは宣言通り大学に入学。
俺のスロライフはアスカの大学卒業と同時に卒業する約束をした。

そんで。
今年の三月で無事にアスカは卒業しました。

付き合ってるのかも謎な関係ですが、もう一回ちゃんと告白するつもりです。

スレ立てたのは、GWにまどマギ追悼会(9月で完全撤去される)をやって7万負けたのと、卒業してすぐ告白するつもりが今日までうだうだしてしまった自分にけじめをつけるため。

あと途中でいわれてたけどVIPでこういうの書くのが夢だったw

読んでくれてる人そんなに多くないと思うけど、
勝手にこれ読んでくれた人が応援してくれてると思って頑張る。

これで俺の話は終わりです。

駄文、クソスレすいません。

読んでくれた人、コメントしてくれた人、保守してくれた人、
みなさん本当にありがとうございました!!!!!

117:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:21:40.626ID:slhA/QTx0.net
おつかれさま
告白はいつするんだ?
また結果をスレ立てしてくれ

118:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:23:16.139ID:QpGUt7vXH.net
>>117
俺のオ●ニーにお付き合いいただいてありがとうございます。

いつにしましょう…。
けっこうここで迷惑かけてると思うんでスレは立てないかとw
上手くいったら嬉しくて立てちゃうかもしれませんがw

120:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:34:42.369ID:slhA/QTx0.net
>>118
思い立ったが吉日とも言うしすぐに行動しな
そうしないとどうせお前またうだうだするだろ?

121:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:45:10.411ID:h2j3mjbD0.net
>>120
ですね…。
りょうかいです!

119:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:27:32.915ID:6zyZcooe0.net

122:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします: 2019/05/14(火) 23:45:26.996ID:h2j3mjbD0.net
>>119
ありがとうございます!