564: :2011/12/20(火) 00:52:47.48 ID:
俺とSとNは千輪ちゃんのマンションに向かった。
在宅は携帯から電話して確認した。
千輪ちゃんは突然同窓生が訪ねてきたことにびっくりしていたが快く家に上げてくれた。
N「千輪ちゃん、ひさしぶりー」
千「Nちゃん、かわってないねー。あと、えっと、Sくんだっけ」
S「あんまり話さなかったしなぁ。名前忘れられてもしょうがないww」
千輪ちゃんは、Sの顔をみて、名前を思いだしたみたいだった。
もしかしたら、一昨日俺が名前を出していたから思いあたったのかも知れない。
俺「あのさ。突然変なこと言うけど、免許証、見せてくれる?」
千「は? なんで?」
俺「ちょっと確認したいことがるんだよ」
千「いいけど・・・」
千輪ちゃんは俺に免許証を差し出した。
ちゃんと「佐藤花子」って書いてあった。
566: :2011/12/20(火) 00:53:33.41 ID:
なんだと・・・?
エリザベスが消えた・・・
578: :2011/12/20(火) 01:01:07.46 ID:
俺「・・・やっぱり「佐藤花子」だよな」
千「そりゃそうでしょ」
俺「この間俺、お前に、名前は「佐藤花子」だろって聞いたら、
何言ってんの、って言ったじゃん」
千「言ったよ。5年も付き合ってるのに、名前の確認って、
いまさら何言ってんの、って意味だよ」
俺「じゃあなんで婚姻届に「伊集院エリザベス」なんて書いたんだ?」
千「はあ? なにそれ」
俺は婚姻届を千輪ちゃんに見せた。
写真と一緒に鞄の中に入れていたんだ。
婚姻届には俺の名前と、伊集院エリザベスの名前が書いてある。
千「・・・私、知らないよこんなの」
俺「だって、俺が名前書いてから、お前に渡して、
お前が俺に返してきたんだぞ」
千「Tくんがくれた封筒に入ってたのは白紙だったよ?」
俺「そんなはずない」
千「私の名前だけ書いて、封筒に入れて返した」
580: :2011/12/20(火) 01:02:08.72 ID:
581: :2011/12/20(火) 01:02:29.07 ID:
583: :2011/12/20(火) 01:03:16.79 ID:
588: :2011/12/20(火) 01:04:02.61 ID:
推測すると
写真合成したストーカーと
婚姻届に偽名書いたストーカーがいるってことか
>>1もてもてだな
596: :2011/12/20(火) 01:06:22.40 ID:
597: :2011/12/20(火) 01:07:01.50 ID:
N「封筒が、すり替わったんじゃない?」
俺「そんなことあるわけない」
N「人間が入れ替わるよりは、あるとおもう。
Tはその変な名前が書いてある書類、
千輪ちゃんに見せて確認した?」
俺「いや・・・口で聞いただけ」
俺はなにがなんだかよくわからないまま千輪ちゃんに聞いた。
俺「じゃあ、やっぱり、お前は「伊集院エリザベス」なんて
名前じゃないんだよな?」
千「そりゃそうでしょ」
俺「じゃあ、誰なんだよ伊集院エリザベスって」
N「たぶん・・・この写真の女じゃないかな」
Nが例の写真を指した。
心臓がきゅっと、一瞬止まったような気がした。
パズルのピースが嵌ったみたいに腑に落ちた。
こいつが。
この女が。
「伊集院エリザベス」・・・なのか?
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