就職直前に持病で入院➡︎ある人物と出会ってから起きた不思議で不気味な出来事・・・

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12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 03:37:21.571ID:TBbl4Az30.net
でなぜか今はおまいがA土建の社長というわけか
めでたしめでたし

13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 03:38:18.529ID:u2D2d6l00.net
ここで話は秋まで進む

俺は新卒で入った会社で結構なハードワークを強いられていて正直やめようと思っていた
今思うと所謂ブラック企業だった

もうわかると思うが俺は丹下さんにA土建に入れてもらえるように頼んだ
重機のドライバーも足りないとの事で丹下さんは快くOKしてくれた
流石次期社長である,俺は年末を目処に会社を辞めることにした

この話を地元の友人(以下名塚とする)にすると名塚もブラック企業で辛いからA土建に入りたいと言い出した
そんなこんなで名塚と2人で丹下さんの入院してる病院に行ってA土建に入社させてもらう話を進めた

15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 03:46:48.740ID:u2D2d6l00.net
年が明けて俺は会社を退職していたが名塚はまだ退職について揉めているみたいで以前の会社に残っていた
丹下さんは何とか退院していたが医者から車の運転はもう二度と出来ないと言われて免許を返納していた
しかし重機の仕入れがあるからA土建には一応籍は残しているとの事だった
A土建の社長は忙しいみたいで俺たちは直接は連絡出来なかったが丹下さんが間を取り次いでくれて
俺達のA土建への入社は年度替わりに合わせて4月からと言うことになりそうだった

しかし結局労働条件の話し合いで名塚はA土建に入社するのを辞めて前の会社に残ることになった
俺はこの時点ではA土建に入社する気しかなかった,そもそも無職だったしな

でも結局大型特殊免許を持ってる奴が応募してきてドライバー不足は解消されたとかで俺は入社できなかった
それと同じころに丹下さんが趣味の写真を仕事にするから会社を立ち上げるから手伝って欲しいという話を持ちかけられた
丹下さんも現場には出れないしA土建からは重機の販売利益以外の金は貰ってなかったし何かやりたかったとの事だった
俺は前職ブラック企業のデスクワークで疲弊してたし就活もしたくなかったから話に乗った


16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 03:50:06.954ID:TBbl4Az30.net
なるほどここで心霊写真が撮れるわけか

17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 03:54:36.333ID:u2D2d6l00.net
正直この時の俺としては毎月ある程度の給料貰えるし願ってもない話だった
でも丹下さんは重機の転売だけで暮らしていけるのになんで会社なんか始めるんだろうと不思議だった
本人に聞いたら何か仕事をしておきたいとか言っててやっぱ上の世代は考え方が違うんだなーなんて思った

丹下さんの会社はZ市の駅近くのオフィスを借りた
このオフィスは丹下さんの入院中に知り合った飲食店と不動産業をやってる爺さんに借りた
丹下さんは入院中結構色々な人と会話をしており,大体の人に俺に話したのと同じような話をしていた

そんな感じで丹下さんの会社はオープンしたんだけどハッキリ言って全然儲からなかった
写真撮影の依頼なんて数えるほどしか来なかったし固定費を考えると完全に赤字だった
でも俺は毎月売上に関係なく決まった額の給料を貰えてたしそれでいいかなと思っていた
金は丹下さんが重機を転売した利益を注入していた,軌道に乗るまでだと言っていた

18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 04:00:30.068ID:u2D2d6l00.net
丹下さんの会社の話で特に書くことはないんだけど今後の話に絡む事を2つだけ書く

会社を立ち上げたって事で某SNSで宣伝した結果,丹下さんの重機マニア仲間の友人が数回訪ねてきた
この友人を小倉さんとする,俺はパソコンいじってたけど2人で楽しそうにお互いの撮影した重機の写真とか見せ合ってた

あと大家の爺さん(木戸さんとする)が結構頻繁に遊びに来ていた
息子夫婦と同居してるけど家に居づらいとか言ってた

20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 04:07:00.050ID:IaboduQL0.net
wktk

21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2016/08/05(金) 04:09:54.313ID:u2D2d6l00.net
数ヶ月丹下さんの会社に居たけどハッキリ言って俺は殆ど仕事してなかった
SNSで宣伝したり,会社の備品を買ったり,経費をリストにしたりするくらいだった
撮影依頼があっても丹下さんが一眼レフ持って出かけるだけで俺は留守番してるだけだった
俺はスマホでVIPみたりして時間を潰してたし丹下さんも暇な時はテレビ見たりしてた

俺はこんな調子じゃ長く続かないと思って転職することにした
正直ブラック企業の激務で精神的に参ってた頃はこれで良いような気もしてたけど
ある程度落ち着いてくると将来の事とか考えるようになった

結果的に俺は他の会社の事務職に採用された

ここまでが俺と丹下さんの話の表側
俺も数日前までこの認識だった
今時の無気力な若者が偶然出会ったおっさんのおかげで運良く就職したけどあっさり辞めただけ
別に面白くもない話だ

俺は丹下さんの会社を辞めて次の会社に入るまでの空白期間の休暇を満喫していた
そんな時小倉さんから飯を食いに行こうと連絡が来たのでOKした