34:1:2011/03/06(日) 21:58:46.93 ID:lsEPDAMA0
その後、俺はその場から離れて心臓がねじ切れそうな感情を押し殺した。
そのとき初めて俺はYが好きなんだと自覚した。
死にたい気分になりながらその日は自宅に帰った。
後日、告白はどうなったんだろう・・・と気にしつつもMに聞けない日々が続き、
受験の報告とかでYが最後に学校に登校する日が来た。
結果を聞きにいこうか・・・どうしようか・・・
と迷っていると校門前で偶然Yに出会った。
Yは俺の顔を見ると泣きそうな顔をして走り去った。
いつもは挨拶くらいあるのにただ走り去った。
俺はMを呼び出し、話を聞いた。
Mはこういった。
M「Yはのことは好きだけど、1はYのことが好きだったろう?
親友の好きな人を彼女にするわけにはいかないから断った。
ちゃんと理由も話した」
全部話し終わったときに俺はMを全力で殴った。
たぶんあのときの喧嘩が最初で最後の喧嘩だと思う。
40:1:2011/03/06(日) 22:10:47.99 ID:lsEPDAMA0
それからMとの仲は急激に悪くなった。
俺はMが俺を理由に断ったことを怒っていたし、
Mは殴られたのが納得行かなかったみたい。
それから俺は3年になり、受験勉強やサッカーにうちこみ、高校に入学した。
高校では高校デビューに失敗し、女の子に常に陰口を叩かれていた。
高校ではサッカーはもうやってなかった。
常にヲタ仲間とアニメやラノベの話をしていた。
高校時代はいわゆる暗黒時代だと思う。
ちなみに1回席替えで隣になった女の子にマジ泣きされたことがある。
俺ほんとに何もしてないのに・・・
45:1:2011/03/06(日) 22:15:54.16 ID:lsEPDAMA0
それから高校3年の時にめっちゃ勉強して地元のそこそこの大学にいった。
入学式のとき、初めてのスーツで初めての大学。
めちゃめちゃ緊張しながら大学の校門をくぐった。
そこにYがいた。
47:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:16:53.38 ID:jb1lRAZK0
運命の出会いってやつだな。
48:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:16:58.67 ID:1tXjr87F0
ほうほう続けてください
53:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:26:33.00 ID:3jFC+VLgO
実は自分の結婚式っていうオチじゃ…
56:1:2011/03/06(日) 22:34:19.69 ID:lsEPDAMA0
>>53
それは100%ないんで安心してください。
58:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:37:48.20 ID:VDww7WgGP
むしろ
>>53
であって欲しかった
54:1:2011/03/06(日) 22:31:41.65 ID:lsEPDAMA0
正直、その頃にはもうYのことは忘れていた。
マジ泣き事件以来、
女性恐怖症っぽくなってたので女の子が少ない理系大学を選択した。
Yは新入生の案内のアルバイトをしていて
他の新入生にいろいろ説明をしていた。
俺は別の先輩に捕まって案内をされ、入学式は話ができなかった。
後日、授業とかいろいろ見て回っているときに初めて話ができた。
Y「え?嘘っ!?1くん?」
俺「あ、はい。お久しぶりです」
Y「久しぶり~!」
正直、ちゃんと話しかけてくれるかどうか不安だった。
前に俺のせいでフラれているし、怨まれていても仕方がないと思っていた。
でも、以前と変わらない様子で話しかけてくれた。
それだけでかなり泣きそうだった。
Yは変わっていた。
中学のころは小さくてかわいいという印象だったが、
このときは薄く化粧をしていて綺麗という印象だった。
このとき、隣にいた男がかなり険しい顔をしていた。
55:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:33:11.31 ID:1tXjr87F0
ふむふむ
57:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:35:53.23 ID:VDww7WgGP
追いついた
なにこの甘酸っぱい感じ
自分の初恋とダブってしまって目がしら が熱くなる
59:1:2011/03/06(日) 22:45:24.62 ID:lsEPDAMA0
あとでわかったことだが、となりの男はYのバイト先が一緒で友達(Y談)らしい。
でも、あの顔は絶対Yのこと狙ってたと思う。
その後、Yは昔のように大学内では話しかけてくれた。
なんかわけわかんないサークルに誘ってくれたり、昼飯を一緒に食べたり、
一緒に友達と飲みに行ったり・・・
多分、前よりは仲良くなっていたと思う。
俺も誘われたら何よりも優先していた。
ある飲み会の帰り道で中学時代のことを話した。
Y「告白したとき、正直言えば1くんをだいぶ怨んだんだ。でも、冷静になって
考えたら1くんは私のためにいろいろしてくれたし・・・」
俺「でも、勘違いされるような行動した俺も悪かったですよ。本当にすいませんでした」
Y「いいよwほんとにwもう昔の話なんだからw」
このとき告白していれば・・・
と思うことが何回あったことか・・・
61:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:58:01.43 ID:J7ANozGQO
せつないな。
続き楽しみにしてます。
62:1:2011/03/06(日) 22:58:53.82 ID:lsEPDAMA0
そんな生活で一年過ごした。
俺とYは進級し、単位が結構取れてて昨年よりも時間が取れるようになったので
昨年よりもYと遊ぶことが多くなった。
そして、ある飲み会があったとき、Yが言った。
Y「1くんは好きな人っている?」
俺「へ?」
Y「だから、好きな人!ラバーですよ!」
俺「いや・・・いきなり言われても・・・」
Y「好きな人くらい作ったほうがいいよ。いろいろ楽しくなるし、世界が変わるよ!」
俺「いや、いなくもないというか・・・」
Y「え!?wうそ!?だれだれ!?」
あなたですが何か?
とか言えたらどんなに楽か・・・
結局へたれで言えなかったorz
Y「私さ~卒業したら今の彼氏と結婚する予定なんだ~」
な ん で す と
63:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 22:59:45.32 ID:1tXjr87F0
うわわわあああああ
64:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 23:02:29.23 ID:NcCdcfJyO
なんだとぉぉぉぉぉ
67:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 23:06:10.99 ID:ojSzdTi30
せつねぇぇぇぇ(;´д`)
心中お察しします
69:1:2011/03/06(日) 23:09:24.46 ID:lsEPDAMA0
俺は一瞬にしてパニック。
頭真っ白。
俺「え?」
Y「だから、結婚!」
俺「だって・・・え?あqwせdrftgyふじこlp」
Y「落ち着いてww」
このとき彼氏がいるなんて全く知らなかった。
半年くらい前に聞いた時は
Y「彼氏は今いいかな~」
って言ってて安心したのに・・・
俺「え?ってか誰です?」
Y「1くんの知らない人。社会人なんだ」
Yの彼氏はちょっと前までYがバイトしていた会社の人らしい。
写メをみたがテラ池面www
もう笑うしかないレベルだった。
俺「あ・・・そうなんだ。お幸せですねww」
Y「まあね~ww」
この後、3日くらいひきこもった。
71:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 23:14:37.25 ID:zrEeSoKf0
心臓が苦しいよ・・・これ以上は被害が拡大していくよ・・・
74:1:2011/03/06(日) 23:21:27.26 ID:lsEPDAMA0
とりあえず、彼氏さんをSとします。
Sは高卒でその会社に就職。
一緒に仕事しているうちに好きになっていき、付き合うことになったそうだ。
その後何回かSとも飲む機会があったが、
いいやつすぎて寝取るとかいう行動さえする気も起きなかった。
まあ正直俺はその時点でYがすごく幸せそうに笑ったことで完全に
あきらめモードだったのですが・・・
そして、また春がやってきてYは四年生になり、研究室にはいった。
研究室に入ると今まで遊んでいたのが嘘のように誘いが減っていった。
実際に自分が経験するとわかるが、就活と研究で手いっぱいだったのだと思う。
何回か飲み会や遊びに行ったりしたが、何にもなく普通に遊んだだけだった。
そして、Yが卒業間際になったとき事件が起こった。
YとSが別れた。
77:名も無き被検体774号+:2011/03/06(日) 23:23:22.71 ID:zrEeSoKf0
なん・・・だと・・・
84:1:2011/03/06(日) 23:33:45.64 ID:lsEPDAMA0
どうやらSが転勤になったことが原因らしい。
こっちが見てもすごいバカップルだったけど
遠距離恋愛は厳しいって結論になったらしい。
そんなこんなでYから電話がかかってきた。
Y「1くん・・・あqwせdrftgyふじこlp」←号泣
俺「え?何どうしたの?」
Y「Sと別れた・・・」
俺「え?w」
ちょっと喜んで笑った俺は正直最低だと思う。
Y「・・・ってことで別れることになったんだ」
俺「そうなんだ・・・」
↑
シリアスな雰囲気出してるけど顔がにやけてしょうがない。
Y「1くん、今暇?」
俺「あ、はい。暇ですが・・・」
Y「今から会えない?」
俺の時代北www