10:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 11:48:05.41ID:27FbfFul.net
空手へ通い出しても
行くのを「いやだ、いやだ」と泣いて嫌がります
母に手を引っ張って連れていかれ
日曜も、ぐするのを無理矢理、お父さんが車に乗せて連れて行きました
すると、ある時から
嫌がる事も泣くこともしなくなり
空手の時間が迫ると、弟君は無表情になりました
両親はやっと慣れてくれたのかと胸を撫で下ろしていましたが
私にはおぼろげに分かっていました
その時には弟君の中には
守護人格「レン」が生まれていました
大人しい弟君が、空手に行くとなるとレンに変わり
ものすごく嫌な子になってしまいます
狡猾で姑息なレンは
先生の前では言うことを聞き
見ていない所では自分より力の無い子に容赦なく一方的に襲い掛かり
自分より力が強く、身体の大きな子にはペコペコしてばかり
先生が見ていないとすぐにサボり
数をごまかし、平気で嘘を付きます。
11:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 11:51:03.74ID:27FbfFul.net
2階の部屋で遊んでいて言い合いになり
弟を突き飛ばした時にレンへと入れ代わり
ごめんなさいをしてきたので、納得した私が階段を下りはじめるのをじっと待って
おもいっきり蹴られ1階へと突き落とされ
手首を捻り、前歯が折れました
階段の下で悶絶する私を
上が見下ろすレンの恐ろしい目と
片方だけ吊り上げて笑う姿は
忘れる事はありません…
13:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:08:33.71ID:gvk2BeyJ.net
眼球が揺れるのはてんかん発作じゃね?
17:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:19:22.38ID:27FbfFul.net
>>13
脳内で交信?会話?中は
眼球が小刻みに揺れます
見たこともない動きですので
初めて見た人は驚くと思いますよ
15:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:11:58.40ID:gvk2BeyJ.net
あと読みづらいから改行少なめで
19:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:21:36.87ID:27FbfFul.net
わかりにくいかもしれませんが
弟君の中はマンションのようになっています。
弟君とナナミちゃんは例えるなら相部屋
ルームシェアをしている状態で
必要な方が玄関で対応
もう片方はリビングで玄関の様子を見る事も
途中で会話に入る事も可能です。
20:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:22:37.71ID:27FbfFul.net
隣の部屋に住むレンは個室
それもマジックミラー越しに
弟君とナナミちゃんの様子を知る事も出来、声も聞こえますが
弟君とナナミちゃんからは伺い知る事が出来ません。
つまり、レン状態はナナミちゃんとは違い
レンでいた時の記憶を弟君は
無いまたは、ほぼ無い状態
ナナミちゃんと違い
本人である弟君ですらレンへ意思疎通所か
存在すら認識出来ていない事に
私も子供ながらにゾッとしました。
21:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:24:26.08ID:27FbfFul.net
私が階段から突き落とされ、怪我をした事で
レンの存在を両親も知り
激怒したお父さんが弟君を叱り付けますが
弟君には記憶が無く
当時、多重人格の知識も無いお父さんは弟君を叩いてしまいました。
弟君の口から泣きじゃくりながら
「あたしも弟君も何もしていない」と
ナナミちゃんに入れ代わり
ますますお父さんを怒らせ
見たことが無い形相で弟君を投げ飛ばし
蹴ろうとするお父さんを
弟を上から母が覆いかぶさって
「私が悪いから、私のせいでこうなったから止めてあげて」守っていました。
以後 随分と長い間
弟君は父親が視界に入ると
レンに入れ代わってしまい
一切、話をしなくなってしまいました。
22:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:29:26.42ID:tKCrbzgF.net
新しいラノベかな?
23:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:32:10.39ID:X3jOtcJ7.net
ナナミが出てきたのも父ちゃんが原因なのか?
24:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:34:50.46ID:27FbfFul.net
それから何軒も何軒もクリニックや精神科などを
母と弟君は何軒も何軒も巡り続け
1日に3軒まわった事もありました
家から2時間ほどかかる大病院で初めて
弟君は 解離性同一性障害(DID)であると診断されます。
お母さんの話をよく聞い下さった
担当医さんがわざと弟君を罵倒しひっぱたいて
守護人格のレンを呼び出し
あばれるレンを看護師さん数人で押さえ付けて
冷静にさせてから質問するとこで
やっと記憶にほぼ無く、意思疎通の出来ない人格と接触する事が出来て
解離性同一性障害と確認出来たそうです。