クソ田舎から幼なじみと駆け落ちして戦った末路・・・

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145:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 14:43:02.27 ID:tpbZim4N0
言われてみれば確かに。
年末年始は実家で過ごすはずだ。
冬休みの期間は有紀子は家に帰ってくる。
「・・・でもやっぱり無理だ。」
そう。僕は彼女に会う事を禁止されている。
村では僕は誘拐犯という事になっている。
今でこそ誤解だったと周囲はほとんど普通に接してくれているが、
当時はまるでゴミをみる目で見られたものだ。
だが、有紀子の家の人間は今でも僕を誘拐犯だと言っている。
会いに行けるはずがない。

146:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 14:45:05.14 ID:75hQYa580
面白い続けたまえ

147:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 14:50:50.82 ID:tpbZim4N0
少しの期待感が一気に薄れる。
「鈍いわね~。私たちが有紀子誘って連れ出すからって言ってるの。ね?」
彩香がにこりと微笑みかけてきた。
この瞬間僕は神様はいると思った。
「ぶひww私も協力するんだから飯奢れよwww」
ぶー子が鼻をブヒブヒ鳴らしながらいう。
この瞬間悪魔もいると思った

149:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 14:54:48.84 ID:tpbZim4N0
ここからの彼女らの動きは速かった。
放課後、有紀子に連絡を取ると、作戦概要を伝える。
その後、週末に僕の村まで来て、有紀子の実家にクリスマスパーティの
案内を持っていき、許可をもらってくるという素晴らしい働きをしてくれた。
「感謝してよね~w」
彩香様。もちろんです。
有紀子いなかったら惚れてまうやろ。
「ぶひwwwチャーシューメン大盛りなww」
共食いか。

150:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 14:58:59.93 ID:tpbZim4N0
後は僕がクリスマスに外出許可をもらえば完璧だった。
が、思わぬ事態に。

「外出は許さない。クリスマスに一人で?なんで?」
「男友達とパーティ?クリスマスに?」
と滅多打ちに会い、理由なき外出は禁止と言われた。
以前の事件のせいで自分の外出は特に厳しく監視されていたのを忘れていた。

152:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:04:17.93 ID:tpbZim4N0
困り果てて彩香にその旨を打ち明ける。
「なんだ。理由があればいいんじゃん。私に任せて。」
と言うと、週末に我が家へ。
「私、今お付き合いさせて頂いてる彩香と申します。
実は家のクリスマスパーティに是非彼を呼びたくて。」
と母にいった。

「話を合わせてね。」
と言われていたが、さすがにビビった。
「そ、そうなんだ。恥ずかしくて言えなかったんだけどw」
無理やり合わせる。
すると母は呆気にとられたように
「そ、そういう事ならいいわ。」
と外出許可を出した。

155:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:06:34.65 ID:tpbZim4N0
しかし、ここで一抹の不安が残る。

彩香の家に電話掛けられたらどうしよう。

という事だ。
流石にまずい。
この事を伝えると
「あw大丈夫wwうちのママもおねーちゃんも味方だからww」

本気で泣いた。

156:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:07:01.08 ID:75hQYa580
俺も泣いた

160:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:12:37.33 ID:tpbZim4N0
さて、後は当日待つのみとなった。
毎日、早くクリスマスが来ないかとそわそわしていた。
家でもやけにテンションが高く、不審がられたが
彼女が出来たから
という理由で納得してもらえた。

そして当日。
街に出かけ彩香らに指定された場所で待つ。
約束の時間は午後2時。
時間が近づくと緊張してお腹が痛くなってる。

162:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:14:37.20 ID:In9dvHaeO
んでんでんで

163:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:14:51.67 ID:tpbZim4N0
2時になった。
だが有紀子は来ない。
「まさかバレた?」
まだ5分も過ぎてないのに焦り出す。
その時
「僕君?」
とても懐かしい声を聞いた。
そこには、1年ぶりに会う有紀子がいた。

164:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:17:19.30 ID:tpbZim4N0
白基調のふわりとした服に身を包んだ有紀子は
1年前よりも大人っぽくなっていた。
やばい。カワイイ・・・
僕の当時の心境は
REC
の3文字でした

167:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:20:23.40 ID:tpbZim4N0
「久しぶり。。えと、服変かな?」
どうやらあまりにもジロジロ見過ぎたらしい。
「いや・・・全然。かわいいよ。」
顔が真っ赤になるのを自分で感じながら言う。
「ありがと。」
そういうと有紀子が微笑む。
いや、この時ホントにもう死んでもいいと思いました。

169:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:23:42.94 ID:tpbZim4N0
ふと、彼女の背後に視線を送ると彩香のグループがVサインをしてるのが見えた。
ちょっと感極まって泣きそうになる。
ぶー子がこっちの様子を見て、指をさして笑っている。
イラッとした。

170:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:26:58.17 ID:tpbZim4N0
「じゃあ、行こうか。」
そういうと僕は歩きだした。
「うんw」
有紀子は返事をすると、腕を組んできた。
一気に緊張で胸の鼓動が速くなる。
いくらなんでも積極的過ぎじゃね?
とか思いつつもふと気がついた。

有紀子の胸が大きくなってる事に。

171:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:29:02.35 ID:gccQgkUa0
ぶー子は当事者はいらっとくるが、ドラマなら
いい味出してる脇役だなw

172:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:29:55.05 ID:2R4si/Vj0
>>171
そうそう、いらないようで必要な脇役ww

173:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:30:43.06 ID:tpbZim4N0
思春期真っ盛りの僕にはこんな状況に耐性無いので
思考は一気にそっち方面への期待MAXに。
そんなもんで、色々話したい事があったのに、何も上手く話せず
とりあえず、喫茶店に入ることに。

向かい合って座ると、少し落ち着きを取り戻した。
色んな意味で

175:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:33:44.55 ID:XYFG0Ry90
ふむふむ

176:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:36:00.76 ID:tpbZim4N0
そこで、今までの話を色々聞いた。
あの事件のあと。
彼女の祖母がカンカンに怒っていた事。
同じ村にいればまた繰り返すからと遠い親戚の家に行くことになった事。
高校も、向こうで卒業するまでは帰ってこれないという事。

そして
「高校卒業したら、籍入れて結婚させられるの。」

状況は最悪だった。

178:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:41:36.12 ID:tpbZim4N0
実際は色んな話が来ていたらしい。
40にもなった太一でなく、余所から良い所の婿を迎え入れよう
とか
養子で嫡男を取ろう
とか
好き合っているなら僕でもいいだろう
とか。だが結局は有紀子の婆さんの一声で決まってしまったらしい。

179:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:43:09.47 ID:EaQ+2gJh0
田舎におけるジジババの発言力は異常

180:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:43:55.02 ID:BAGxCUcT0
こういう話で理解ある爺婆を見たことがない


182:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:48:54.70 ID:tpbZim4N0
それから喫茶店を出るまでは重い沈黙だった。

喫茶店を出ると有紀子がふと息を吐き僕を見つめる。
「せっかくなんだから。今日は楽しもうw」
そう、せっかくのクリスマスデートだ。
僕はさっきの話は少し忘れることにした。

それからは普通にデートを楽しんだ。
ゲームセンターに行き、2人ではしゃぎ回る。
有紀子の欲しがったぬいぐるみのを取るのに1,000円ほど使ってしまった。
僕の人生初めてのカラオケに行く。
上手く歌えず
「へたくそ~w」
と有紀子にからかわれる。
カラオケBOXを出ると時刻は7時を回っていた。
もう時間がない。
有紀子の門限は9時。
楽しい時間は本当にあっという間に過ぎてしまった。

183:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:50:15.97 ID:aFOzwb060
切ないな・・・

184:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:52:48.18 ID:tpbZim4N0
会っていた事を悟られないように、電車は時間をずらさなければならない。
「一緒に帰れたらいいのにね。」
有紀子が悲しそうにつぶやく。
自分の無力感がどうしようもなく憎い。
駅のホームで電車を待つ。
僕は有紀子に聞いておかなければいけない事があった。

186:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 15:56:53.62 ID:tpbZim4N0
「まだ、3年ある。卒業まで。」
有紀子が「うん。」と頷く。
「必ず、何とかするから。その時は一緒にいてくれる?」
どう言っていいか判らなくなりなんとも曖昧な言い方になってしまった。
慌てて付け足す。
「僕も大人になるから。今度こそ。だからまだ3年間好きでいてくれますか。」
・・・恥ずかしすぎる意味不明のセリフを吐いてしまった。

188:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:01:30.69 ID:tpbZim4N0
もう何を言ってるか自分でも判らなくなり
頭が真っ白になって視線が宙を泳いでいた。
有紀子の返事は無い。
顔を見るのも怖かった。
電車の時刻が近づく。
その時。
「私は、好きだよ。ずっと。これからも。だから待ってるから。」
そういうと、有紀子の顔がぐっと近づいてきた。
初めてのキスは全く覚えてません。

天国の曾爺ちゃんに会った気がしました。

189:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:02:29.56 ID:FNM5NMj80
鳥肌たた

190:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:03:31.97 ID:2R4si/Vj0
純愛すぎて泣いた

192:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:04:24.91 ID:dyDsps4R0
全米が泣いた

193:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:07:28.89 ID:tpbZim4N0
電車がきて有紀子が乗り込む。
ハッと思いだし、ポケットからプレゼントを渡した。
彩香から「ロマンチックな場面で渡せw」と選ぶのを手伝ってもらったプレゼント。
「ありがとw大事にするね。」
そういうと、いっぱいの笑顔を残して彼女は帰っていった。

1時間後。次の電車に乗り帰宅する。
家に帰りつき、母の冷やかしを軽くあしらう部屋にもどる。
1日の出来事を思い出し、久しぶりに幸せな気分でいっぱいになった。

196:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:14:42.68 ID:tpbZim4N0
正月が明け、新学期。
早速、クリスマスデートの結果を聞きに女子グループが集まってきた。
「キスしたかキスwww」
ぶー子がおちょくりながらア○ルみたいな口を突き出す。
こいつ逆立ちでもしてるんじゃないかと思うほどキタネェ・・・

「協力したんだからしっかり結果聞かせなさいw」
彩香がニヤニヤしながらつついてくる。
結局洗いざらい話す羽目に。
「キャー」とか「うわww痛いww」
とか散々からかわれた。

197:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:19:26.50 ID:tpbZim4N0
この時、ある事に気付いた。

・・・冬休みより、この話知ってる女子増えてる。

犯人は
「ぶひwサーセンww」
やはり貴様か。

200:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:21:27.79 ID:tpbZim4N0
「まじで、地元に知られると困るから変に広げるな」
とぶー子に注意する。
「大丈夫ww私、人を見る目はあるからww」

そういう問題じゃねぇ

201:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:25:49.36 ID:tpbZim4N0
だが、話をきいた人たちは皆僕に協力すると言ってきた。
これはやはり嬉しい事である。

あと3年。その時間で何ができるか判らない。
けど、とことんやってやろうと思った。

まずは有紀子の両親の説得からだ。

203:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:31:47.33 ID:tpbZim4N0
しかし、これは実行できなかった。
何故なら僕は彼らにとって娘をたぶらかした犯人。

やすやすと連絡どころか会ってすら貰えない。

となると、次はやはり太一抹○計画である。
だが
「常識的にむりでしょ?」
との冷静なぶー子の突っ込みにより計画頓挫。
というか、お前が常識語るな

205:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:35:52.76 ID:tpbZim4N0
結局、妙案は思いつかないまま中学を卒業することになった。

僕、彩香、ぶー子を含めたメンバーは地元の高校へ。
一部女子グループは都会の進学校へ
有紀子は全寮制の高校へ

それぞれ進学した。

207:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:42:40.91 ID:tpbZim4N0
高校に進学してからも相変わらず。
どうすれば有紀子と一緒になれるかを考えていた。
彩香も積極的に協力してくれ、有紀子とは会えないが
電話で連絡を取れるようになっていた。
(有紀子の学校の寮に掛け、彩香が取り次いでくれた)
必然と彩香といる時間が長くなった。
この事がとんでもない問題を引き起こすことに。

事の発端は夏休み。

209:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:45:36.99 ID:tpbZim4N0
夏休みの1週間だけ有紀子が地元に帰るとのことで
早速、彩香の協力のもとデートセッティング。

夏のデートはどこに行くかを相談に乗ってもらっていたある日。

クラスのDQN、将太に呼び出された。

210:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:50:03.73 ID:tpbZim4N0
「お前、調子のってんじゃねーぞ。」
いきなり意味不明な事を言われ殴られた。
「わかったら調子乗った態度とるなよ。」
全く理解できない。

その事件から2週間後。
デート当日。
有紀子と待ち合わせをして
夏らしくプールへ。

あの時の感動は今でも忘れません。
地球に生まれてよかった。

212:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:52:30.13 ID:tpbZim4N0
たっぷりと堪 デートを満喫しまた会う事を約束し帰宅。
夏休みはこの思い出だけで過ごせた。

もうそれはそれは。

問題は新学期に入ってからの事。

216:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:55:18.86 ID:tpbZim4N0
将太に再び呼び出される。
「お前、俺の警告判んなかったみたいだな。」
そういうといきなり殴る蹴る。
意味もわからずにいると将太が突然激昂し
「彩香と二股掛けやがっ!!」

突然の意味不明発言に
「???????」
状態

217:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 16:58:27.40 ID:tpbZim4N0
「何の事・・」
「うるせぇ!」
意味もわからずボコボコにされる僕。
反撃しようにも体格差もあり一方的に殴られる。

「てめぇ、これに来れたらふざけた真似スンナよ!」

ああ、ヤキモチ焼いてるのか。

218:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:01:53.41 ID:tpbZim4N0
次の日、学校に行くと彩香が真っ先に僕の所に来た。
何故なら顔に痣が出来ていたから。
目をキラキラさせながら
「なに!?もしかして有紀子の親と殴り合い?」
とか期待してたようだが、
「いや、違うよ。」
理由を言おうとしたが、将太が睨みつけてくるのが見え、
「何でもないよ」
と席に座った。

219:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:07:44.30 ID:tpbZim4N0
それから数日は彩香と話していると将太の視線が刺さるように痛く
彩香を避けるような形になってしまっていた。
そんな態度が数日続いた時
「ねぇ!なんで避けてるの?」
と彩香が怒り出した。
「そんなわけじゃ・・」
理由は話すべきか悩んでいると
「ぶひww理由はアイツでしょwwwフヒww」
とぶー子が割って入ってきた。
「え?誰?」
彩香が聞き返す。
「www将太wwwあんたに気があるからこいつが気に食わないってwwwボコってたwww」
・・・見てたなら助けろ。
「そんなしょうもない事で。」

こうして純愛DQN将太。彩香にばれる。

220:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:09:23.45 ID:BAGxCUcT0
ブー子良いキャラしてんなww

221:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:09:35.89 ID:bsqzhfwY0
ぶー子いい仕事したなwww

222:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:12:25.63 ID:1YkJydAK0
ぶーこの立ち位置は情報屋かww

223:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:13:33.07 ID:tpbZim4N0
三日後、朝教室に入ると同時に将太に
「ちょっと面かせ。」
と引っ張られた。

「ああ、ばらしたのでやられるのか」
と覚悟していたが
将太。突然の土下座。
「すまん!完全に俺の勘違いだった!許してくれ!」
と言われた。さらに
「話は全部聞いた。俺感動したんだ!俺にも出来る事あったら協力するぜ!」
と言ってきた。

こうして、初めて男の協力者将太が出来た。
コイツには本当に色々助けられることになる。

224:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:15:03.38 ID:2R4si/Vj0
>>223
将太いいやつだったんか!
こういう男は情に厚いんだろうな

225:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:17:11.12 ID:Zq6hLfv+0
将太ヽ(;▽;)ノ

226:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:20:24.88 ID:Wt7UF+p/O
将太いいやつwww

227:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:21:15.71 ID:tpbZim4N0
そして、彩香の提案で、有紀子と一緒になる為にはどうすればいいか
の話し合いが持たれた。
高校卒業までこのままのんびりしてはいけない。
そろそろ、具体的な手段を考えなくては
中学の時の女子グループに将太を加えて
両親を2人で説得する
とか
現れる許嫁を片っ端から消す
とか
既成事実を作る
などのエグイ話までが出された。

230:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:24:59.65 ID:tpbZim4N0
そんな中将太がふと思いついたようにいう
「なぁ。思ったんだけどよ。駆け落ちすりゃいんじゃね?」
場が一斉にシーンとなった。その後
「はぁ?あんた馬鹿ぁ?」
だの
「頭悪そうな顔して頭悪い意見言わないで!」
など女子にフルボッコにされる。
それもそうだ。
何故なら、それは一度失敗している。

231:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:25:55.52 ID:2R4si/Vj0
>>230
フルボッコの将太、可哀想

232:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:28:16.45 ID:bsqzhfwY0
>>230
これでスレタイへつながるのか

235:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:32:44.62 ID:tpbZim4N0
「いや、前回の失敗踏まえてしっかり準備しろって事だよ。高校卒業すりゃ、大人だぜ?
それに今から準備していきゃいいじゃねぇ?」
将太の提案にハッとした。
そうだ。卒業したら僕も大人だ。昔とは違う。
働いて稼ぐこともできるはず!

「そうだよ!それいいじゃん!」
彩香もパッと顔をあげて笑顔になる。
すると、今まで将太に罵声を浴びせてた女子も
「あんたナイスアイデア!」
「馬鹿は馬鹿なりに考えてるんだね!」
と将太をほめたたえた。

237:名も無き被検体774号+:2012/01/25(水) 17:35:42.76 ID:2R4si/Vj0
>>235
将太、憐れwww