8年間のストーカーじみた恋の末路・・・

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103:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:44:52.90 ID:Z3B0MCvoO
追いついた
なにこのスレ怖い
でも見ちゃう

106:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:46:49.68 ID:D9ajdcEN0
どう聞けば自然に聞けるのか・・・ずっと考えた。
俺は
「すいません。ベネッ○ですけど、○○(彼女の教科)の彼女様いますか?」

と聞いてみたり

「すいません。卒業生の○○ですが、今の○○(彼女の教科)の先生は彼女様ですか?」

と聞いてみたりした。

107:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:48:34.98 ID:D9ajdcEN0
20校ぐらい調べて、俺の心は折れた。

108:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:49:56.40 ID:D9ajdcEN0
明らかに不審者丸出しで、相手も怪訝な感じ。企業の営業ってこんなもんなのか・・・。
俺は、彼女を見つけれない絶望感と将来への絶望感で体重が10キロ落ちた。

110:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:53:15.91 ID:D9ajdcEN0
それでも動かなくていい作業はあれこれやってみた。
mixiの内定者コミュを覗いたり、採用してる県のホームページを見たり。
そしたら衝撃的なことに気づいた。

採用は小中一緒だった。

つまり、採用試験は小学校と中学校一緒で配属が変わるだけだった。
(後から調べたら、一応希望は出せるけど小中どっちか分からないし、
最初に決まったほうにずっと定年までいるシステムなのな)

もう気づいていた方、いるかもしれませんが
彼女は小学校の先生でした。俺が今まで探していたのは中学校です。

111:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:54:23.52 ID:D9ajdcEN0
彼女は中学校の先生になりたいって言ってたけど・・・
もしかしたら小学校になってるかもしれない・・・。

そのとき俺は完全に絶望した。

もう出会えないんだと思った。毎日バイトしようと思った。

113:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:57:22.17 ID:D9ajdcEN0
もう、俺たちは終わったんだ。
そう思った。ごめん・・・。見つけられなかったよ。って何度も謝った。

それでも毎日ではないけどmixiは見てたし、
名前をgoogleで検索したり色々な学校の校門をストリートビューで見たりするぐらいになってた。

114:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:58:45.41 ID:xyrme6NB0
立派だ…
立派すぎるストーカーだ…

115:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 00:59:19.33 ID:D9ajdcEN0
転機は友達との会話からだった。その友達も教職を目指してるやつだった。
俺が成り行きを話すと

「市の職員って教員も含めて人事異動って新聞載るけど、新卒採用は載らないの?」

ってポロっと言った。


117:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:01:13.29 ID:D9ajdcEN0
「ははぁ!!!!!そうだそうだ。確かに4月1日の新聞って載ってるよな!」

俺は歓喜した。この世の春のようだった。彼を天才かと思った。この時、6月上旬。
最初の探索から2ヶ月が経過してた。

118:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:02:28.20 ID:D9ajdcEN0
俺は彼女の県の地元紙のバックナンバーが置いてある図書館を調べた。
彼女の県までその4月1日の新聞を見るために遠征に行った。

俺はもう勝ち戦に行くような気持ちだった。

119:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:03:00.30 ID:S1nbuM2Ki
清々しいほど気持ち悪いな

121:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:03:20.32 ID:LEbOcFPZ0
いやむしろかっこいいだろ

122:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:05:16.43 ID:Z3B0MCvoO
怖いわ

123:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:06:17.58 ID:D9ajdcEN0
そして、見つけた。俺は堂々と受付の人に聞いた

「○○新聞の4月1日!!ありますか!?」

一緒にその場所まで連れて行かれて、渡してもらった。開いてみた。

「うひょひょ~~~!!!!!あるあるある!!名前があるぅ!!!」

そんな気持ちだった。
それぞれの学校に今年異動してくる先生の名前が書いてあった。
もう俺は宝を探すような目で必死に探した。10回ぐらい見直した。

彼女はいなかった。

127:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:08:32.94 ID:xizV61+Li
なにこれ?
何てドラマ?

129:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:08:56.35 ID:D9ajdcEN0
家に帰る途中、本当に大泣きした。
家に帰っても、全然涙が止まらなかった。

もう終わったと思った。

まだ諦め切れない俺は次の日も同じ図書館へ行った。図書館が開く時間に。
3月25日ぐらいから4月5日ぐらいまで俺はその間の新聞は全部隅から隅まで見た。

それでも、彼女の名前を見つけることはできなかった。
市の職員の場所とかまで見たのに。

130:名も無き被検体774号+:2012/01/17(火) 01:11:29.47 ID:D9ajdcEN0
その次の日も図書館に行った。
でも、もう新聞を見る気になれなかった。

その日はずっと図書館のソファーに座ってた。
図書館にたむろしてるホームレスの方々にふらっと話しかけるぐらい俺は手持ち無沙汰だった。