68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 21:23:24.52 ID:f0q2ruAlO
故人的には
>>37がいいな
38:十四:2011/08/21(日) 19:54:44.74 ID:7UbQV4bd0
夜、目が覚めてトイレに行く。
帰って来ると、ベッドの布団に人型の膨らみが出来ていた。
しばらく友人の家に世話になった。
42:十五:2011/08/21(日) 20:13:02.32 ID:7UbQV4bd0
高校生の時、部活の合宿で海の傍の民宿に泊まり込んだことがあった。
怖い顔をしたおっさんが経営する民宿で、
安い割にボロボロで今にも倒れそうな木造だった。
夜、板張りの広い部屋で皆で雑魚寝していると、突然俺は揺り起こされた。
寝ぼけ眼でぼんやりと起こした奴を眺めると、そいつが「トイレに行きたいけど、
一人じゃ怖い」と俺に囁くように言った。
俺は眠くてしょうがなかったが、そいつが「頼むよ お願いだよ」としつこく頼むので、
分かった分かったと言って布団から抜け出して、皆を起こさない様に、
そいつと抜き足差し足で部屋を出た。
トイレはどこにあるんだよ、と聞くと、海の家の外にあるんだが、
臭いし汚いし、何より明かりが無いから暗くて怖い、と
そいつは情けない声を出した。
俺はやれやれと思いながらそいつと廊下を抜け、海の家の玄関までやってきた。
そして玄関の戸に手を掛けようとした時、突然「何しよんかあぁ!!」と大声が響いた。
心臓から口が飛び出しそうになった俺が慌てて振り向くと、
民宿のおっさんが懐中電灯をこちらに向けながら憤怒の形相をしていた。
「いや、こいつがトイレに……」と言おうとすると、
おっさんが「出て行けぇ!!」と言いながら何かの粉をこちらにぶつけてきた。
塩だった。
俺は訳も分からず「はい、はい、すんません」と言いながら出て行こうと戸に手を掛けると、
「お前じゃない!!そいつだ!!」とおっさんは叫んだ。
俺が混乱しながら突っ立っていると、突然パチンと音がして辺りが明るくなった。
おっさんが電器を点けたのだった。
と、隣にいたはずの友人がいなくなっていた。
代わりに、俺とソイツが歩いて来た道筋に、濡れた足跡が点々とこちらまで続いていた。
「危なかったな。沈められるとこだったぞ」、とおっさんは言った。
おっさんに「もう寝ろ」と言われ、全身鳥肌を立てながら部屋に戻ると、
俺以外の全員の部員が布団で寝ていた。
抜け出していたのは俺だけだった。
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 20:20:22.98 ID:wB4NAV9x0
>>42
民宿のおっさんTさん並にかっこいいww
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 20:21:18.99 ID:P761E9Ok0
>>42
怖過ぎワロタ
43:十六:2011/08/21(日) 20:16:05.40 ID:7UbQV4bd0
駅のトイレで個室が満室だったことがあった。
コンコン、とノックをすると、隣の個室からコンコン、とノックが帰って来た。
掃除用具入れなのに。
47:十七:2011/08/21(日) 20:25:25.17 ID:7UbQV4bd0
コンビニのバイトをしていた時の話。
店の周りを掃除していると、色々な物が落ちているものだ。
手袋、未開封のジュース缶、AVのDVD、メガネ、など、奇妙な物が落ちていることも多い。
そんなある日、いつもの様にホウキとチリトリを持ちながら掃除していると、
見慣れない物を見つけた。
最初は葉巻かと思った。
が、近付いて良く良く見てみると、何とそれは一本の人の指だった。
頭が真っ白になった俺がそれを眺めながら突っ立っていると、
突然背後から「あの」と声を掛けられた。
え?と間抜けな声を出しながら振り向くと、
目深に帽子を被り、ボロボロのコートを着た、長い髪をぼさぼさにした女が立っていた。
「それ、私のなんです。どいてください」、と女は低い声で言った。
俺はえ、あ、はい、と言われるがままにどいた。
すると、女は腰からガクッと体を曲げると、「指」をつまみあげて拾った。
女は拾った指を大事そうにコートの中にしまうと、
何やらガタガタとした動きをしながら歩いて行ってしまった。
後に残された俺は我に返ると、逃げるように店内に戻った。
あれは何だったんだろう。
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 20:32:40.30 ID:7M8PViZ80
これマジで体験した話なん?
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 20:49:42.11 ID:7UbQV4bd0
>>48
うん