上「いやいや!だって君はそれあるでしょ」
新「でも上司さんってめっちゃ教養あるし、タメになる話しいっぱい聞けるんで、もっとお話したいんです
あ、じゃあ僕この入力作業しながら、上司さんとお話しましょう!会社で一緒にコーヒー飲みましょう!」
俺らは上司の事大嫌いだったから、一緒に話したいなんて思ったことすらなかった
結果、上司はしょうがねぇなあ とか言いながら一緒に残ってた
俺らは先に帰った
ある日、昼休み、新人が上司お昼ご飯を誘ってた
新人は俺らの話しから、上司はおごってくれない事も知っていた。
新「上司さん、お昼ですよ!一緒に行きましょう何食べます?あ、悪いので奢っていただかなくてけっこうです。
でも僕お金ないんで、僕も払える店にしましょうね!」
上「じゃあ松屋でも行くかぁ」
上司の顔を見たらめっちゃデレデレしてた 自分から誘ってくる部下なんていなかったから嬉しいのかもな
俺らもお昼食べて、会社でのんびりしてたら、二人が帰ってきた
すると新人がすごいことを言っていた
新「すいません、ごちそうになっちゃって」
えええええ! みんな声には出さないけど眼をひん剥いて驚いてた
上「いいって、あんぐらいの値段なら奢ってやれるって。腹いっぱいになったか?」
新「はい!ちょっと物足りないです!でも悪いので今度から食べ放題に連れてっていただけたら僕も気兼ねなく、上司さんの懐気にせずおかわりできます!」
上「じゃあ今度は食べ放題だな よし、連れてってやる」
新「ありがとうございます!」
確かに今まで飲み会だったから上司は奢れる値段ではなかったのかもしれん。
ちょっと感心した
新人のことをじっくり観察してわかったのが、
相手の顔を立てつつ自分の要求は通すという技術だ
確かに発言も振り返ってみると、例えば>>31に書いた発言も、
次回も奢る事が確定しているのがうま~く隠されてる でも悪いからとか食べ放題ならおかわりが追加料金ないから気兼ねせずにとかで
相手に気をつかっている
こういう点がすごいんだな
まあこいつが入ってから上司も一緒に残業したり、ランチはおごってくれたりなど、
上司が丸くなった
やるなこいつ
新人以外は自腹だ。
一通り皿によそって席について食べ始めてみると、もうね感心した
食べ方が超うまそうに食べるの。ガツガツ食べる割に、汚くならないし、なにより声に出す
新「これめっちゃうまいっすよ、上司さん 上司さんの分も今持ってきますね」
と、更にマメなんだ。
上司もすごいニコニコして一緒に食べてる。こんなにうまそうに食ってくれたら奢るだけの価値があると思った