【悲報】浮気してないのに浮気がバレた!理由がこちらwwwwwww

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410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:43:44.82 ID:3SRw5Rm70
紹介するが弟はお調子ものだ…。
一筋縄ではいかない自称 ”面白いもの好き”だ…。
常に彼は面白いものにアンテナをのばし、普段くだらない事をいつも言っている。

「ささっw玄関ではなんですから…暖かいリビングに…」

このお調子ものめ…
俺はこういう時の対応のよさに少し感心した。
そしておかんが口を開いた。

「お兄ちゃん…自分の部屋に連れて行くんだって…」

「  え”……   」

弟も顔を青ざめさせた。
つーか同じ反応かよ!!やっぱし家族だなお前ら!
お前らが同じ反応するから、明らかに三人ともびびってんだろうが!!

「まじかよ兄貴………正気かよ…」

やめろ…俺は正気だ…狂ってるみたいに言うのはやめなさい。

411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:45:05.68 ID:3SRw5Rm70
「う…うるさいな…ちょっとした事情があるんだよ…」
俺は三人を二階の俺の部屋に誘導した。

「僕もwww行くwww」

来るな!!畜生!!
俺達は階段をあがる。+1名を連れて…

430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:05:13.85 ID:3SRw5Rm70
そして俺の部屋の前までついに辿り着いた。
このドアを開ければ今までの誤解は解けるだろう…。
ここまで長かったな…ほんと。

俺はドアを開ける前に三人に言った。

「最初に言っておきます。かなり衝撃的だと思います。
だけどここが今まで俺が話した事の証明に必ずなります。」

俺はワンクッションいれておかないと、三人は衝撃に耐え切れないと思いちょっと説明しようとした。

「御母さん御母さんww兄貴の事嫌いにならないであげてねww」
「え?ええ、大丈夫だと思うわよ(苦笑)」

弟ぉおおお!!!御母さんと仲良くすんなぁああああ!!!

431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:06:02.44 ID:3SRw5Rm70
「あ…あの…まず、開けたら抱き枕があり…」

「いいから開けたまえ」

「はい…」

御父さん…もう知らないですよ…。本当に貴方の思っている以上のnのフィールドが、
いや otaのフィールドがこのドアを開けたら広がっているんですからね?

ええい!南無三!

俺は扉を開いた。

458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:19:30.22 ID:3SRw5Rm70
うっ…自分でも、これは酷い…と思ってしまった。
見慣れている俺が思うのだから、始めて見る一般人のお三方はどう思われているのでしょう?

広がる漫画棚…フィギュアゾーン…部屋一面のポスター…

そして華琳様抱き枕…
ひぃぃぃぃぃぃぃ!!俺は急いでとりあえず布団を畳んだ。
ここまで来て往生際が悪いが、ベッドシーツ(恋姫のキャラ、主要メンバー三人の温泉姿がプリントされている)
は隠したかった。ちなみにそのベッドシーツはググルとすぐに出てきます…

ロリはやばいロリはやばい……
掛け布団でまだ見えていないから、俺は華琳様ごと(華琳様ごめん!と思いつつ)S字にふとんを畳んだ。

460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:20:20.79 ID:3SRw5Rm70
「はぁ…はぁ…ど…どうぞ…ソファにお座りください…」

三人はキョロキョロしながら三人掛けソファに座った。
弟は…多分ベッドシーツの件が分かっているので、笑いを堪え、空気を含んだ顔でソファの横に立っていた。
弟のその顔が凄いムカついたが我慢…我慢。

「こ…ここが夫君の部屋…」

「ええ…そうです。驚いたでしょう」

糞ぉぉぉ…恥ずかしい…恥ずかしいよぉ…
失神してもおかしくない。俺は涙目になった。

「すごいな…これは…キョロキョロ」
「あら…まぁ…お人形さんがいっぱい…」

御父さんと御母さんは関心していた…。
嫁はよくもこんなに隠していたわね、という顔で俺を睨んでいた。

472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:28:27.09 ID:3SRw5Rm70
すると御母さんが指を指して言った。

「これも、その恋姫っていうアニメのお人形なの…?」

御母さんが興味を示したのは、楽器を持っている女の子のフィギュアだった
お人形って言われると恥ずかしいな。なんか子供みたいだ…。

「そっ…それは、違い…」

俺が説明しようとしたら、

「け・い・お・ん!! だよねw兄貴っ」

弟ぉおお!!しゃしゃりでてくんなぁああ!!!!つか出てけぇええ!!

474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:29:14.63 ID:3SRw5Rm70
「あっそうなのwいや、私も昔、楽器演ってたからww」

「まじすかwwちなみになんの楽器ですか?」

「少しだけしか出来なかったけどねwベースよ」

「うはwwキタコレwwwwみおみおww」

盛り上がるなぁあああ!!つかお前らコンビ組んでんじゃねえええええ!!!!

俺だって知らなかった。御母さんがベースやってたなんて…
糞、弟めええええ…

「私達が若い頃はバンドブームっていうのがあってね。お父さん。」

「う…うむ」

「セッションしましょうwww俺ギターでwwww」

ふざけんな弟ぉおおおお!!御母さんとセッションすんのは俺だあああああ!!!

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:32:34.74 ID:0yUTYLom0
弟が結構役立ってる件

483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:33:51.44 ID:3SRw5Rm70
けど、少し弟に感謝した。こんな風に空気を丸くしてくれるのも、弟の好意なんだろう。
俺だけだったら恥ずかしくて、何も話ができなかっただろう…。
居てくれてよかった…。

そして嬉しそうに弟が俺に話しかけてきた。

「けど、恋姫もバンドやるよねぇ?兄貴ぃ」

えっ…なんだ?演らないぞ…恋姫はバンドなんか…まさか…

「この間秋葉原一緒にいった時買ったじゃんw

恋 姫 無 双 ラ イ ブ レ ヴ ォ リ ュ ー シ ョ ン wwww」


485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 22:34:39.20 ID:3SRw5Rm70
前言撤回。

ふざけんな弟おおお!!!
アレは特別版だぁあああ!!!

つか彼女の両親と一緒にレヴォリューションできるかああああああ!!!!!

すると御父さんが呟いた。

「ほう…ライブ……レヴォリューション…」

545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:04:08.11 ID:3SRw5Rm70
御父さんお願いします……興味を…沸かせないでください…
つーか御父さんのバイタリティすげぇ!

「見ます?御父さんもみます?見るなら僕の部屋のPS3もって来ますけどww」

殴る。絶対に殴る。
俺はご両親が帰って全てが終わったら弟を殴る決心をした。

「いやいやいや…それはね?ね、ちょっとそんなに時間ないから…弟、時間ないから」

俺は語気を強めて弟を威圧した。
弟はチェーとでも言いそうな顔をした。

嫁はずっと顔を俯けて顔を真っ赤にしている…。
嫁も恥ずかしいのかな…そりゃ俺の妻だもんなぁ…

「そこにあるのは…なんだい?」

御父さんが部屋の隅にあるフィギュアの箱を指差した。

567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:14:46.52 ID:3SRw5Rm70
「こっ…これは…そっ…その、前に買っておいた…フィギュアです……」

「見てみます?ww」

くそう。弟まじで調子に乗ってんなチキショー。
弟が嬉しそうにカサカサと移動し、その箱を拾い、御父さんに渡した。
ゴキブリかテメーと彼にツッコたかったが、ご両親の前で乱暴な言葉は使えなかった…。

「ほほぅ…これは…たい なかつ?」

「御父さんwwそれは田井中 律ちゃんですよw」

あぁー…うん。そう読めるよね。珍しいよね。その苗字。

「それは兄貴がもったいぶって中々開けないフィギュアなんだよねーww」

うるせーよ。余計な説明いらないんだよ。
御父さんが繁々と箱を見ている。

584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:23:39.93 ID:3SRw5Rm70
「この作品も好きなのかね…夫くんは…」

「ええ…はい…すいません…」

俺は何故か謝った…。
弟と御母さんは盛り上がってる。

「御母さんwwwこの子wwドラムww」

「あっそうなの(苦笑)」

おいいいい!!ちょっと御母さん引きつり笑いしてるじゃねーかよ!!
御父さんはフィギュアを関心しているようだ。
そうそう。そうでしょう。そのフィギュアはちょっと出来がいいんですよ。出来が。
すると御父さんは信じられない言葉を言った。

「 開 け て も い い か ね 」

592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:31:56.00 ID:Z1mOhg5K0
ここからどう相談したくなるような出来事が起こるんだろう

596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:36:46.20 ID:w7qZLJH20
>>592
―とこのように、この程度の小話を書くのに3日もかかってしまう遅筆です
どういう訓練をすれば改善されるでしょうか?

598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:38:17.14 ID:ElmpV4nw0
>>596
ワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
全部壮大な伏線だったのかwwwwwwwwwww

607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:41:19.61 ID:ePXhzIMb0
>>598
ほんとそうなら見事だわ

600:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:40:00.25 ID:inUPmKUI0
そうこうしている間に50時間が経過した事を皆様にお知らせ申し上げます。

601:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:40:02.25 ID:3SRw5Rm70
んんんn!?御父さんいいけど、どうしてそんなにぐいぐい来るの?
もしかして…俺の趣味を理解しようと頑張ってくれているのか?
だとしたら俺はその好意を受け止めないといけない。

「どっ…どうぞ…」

俺はさっと鋏を渡した…

弟と御母さんは話をしている。
御父さんは箱を開ける作業をしている。

俺は嫁にすかさず擦り寄り話しかけた。

「嫁…ごめんな…もうちょっとで終わるから…後はメールアカウントの表示見せて…だな」

「……ぅぅぅ……恥ずかしいよぉ……夫ぉ……」

うっ…。ちょっと照れてる嫁かわいい。
普段Mな俺に嗜虐心がちょっと沸いてしまったw

614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:48:37.32 ID:3SRw5Rm70
パキッ!パキッ!
御父さんが包装を外していく。

「おおーっ…」

いい反応だぁああwww
なんか恥ずかしいけどちょっと嬉しかった。

「御父さんwこれ!これ!台座。付けてあげてくださいww」

「おっ…ありがとう弟君w」

御父さんがフィギュアを台座に載せる。

「おおおおおーーーwwwwwいいじゃないかこれwww」
「おおおおおwwwwおほおほおほwwwいいですよね御父さんwww律ちゃんいいですよねwwドラムですよwwドラムw」

631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:01:41.98 ID:ViJRhaui0
「いやーwwかくいう僕も律ちゃんが一番好きでねー…」
これこれ二人とも…意気投合するんじゃないよw
御母さんはあきれた顔しつつも、微笑ましそうに二人を見ていた。
でも嬉しかった。
少し泣きそうになったんだ。御父さんの優しさに。
誰もキモイって言わない。
思っていて言わないだろうが、それだけでも嬉しかった。

この人達と家族になれて良かった…

心のそこからそう思った。

脳内の鼻琳は憎らしそうに、姿を消していった…。
ありがとうな。鼻琳。今思えばお前がくれたこの機会のおかげで、
この人たちの真の優しさに触れられたよ…。なんてちょっとしか思ってないけどな。早く消えろ。