275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:57:05.90 ID:3SRw5Rm70
俺はオタ趣味を隠していた事を後悔した。
そうだよな。俺も例え嫁にスカトロとかそういう趣味があっても嫌いにならないもん。
むしろそういう趣味を打ち明けてくれた嫁を愛おしく思うだろう。
好きになった理由は別。本当にその通りだな、と思った。
「嫁…ありがとう…」
俺は嫁を抱きしめた…
嫁は抵抗しなかった…
肩細いなこいつ…ちゃんと昨日の夜から御飯食べたのか?
だからこんなにちびなんだぞ…
俺は抱きしめながら泣いた。
俺の涙につられて嫁も泣き出した。
ごめんな…嫁。全部俺が悪かったんだ。自分の嫁を信じ切れなかった自分が。
なんで俺は信じられなかったんだ…
仲間を信じて相談することが大事って俺はひぐらしから何を学んだんだ…
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:16:29.04 ID:3SRw5Rm70
俺は決意した。
最後の手段を遂行することに…。自決覚悟の…特攻。
その決意に脳内鼻琳は怯えた。
(いいのか夫!そんな事したらお前もやばいぞ!やめろ!やめるんだ!)
いいんだ。お前という爆弾を抱えて共に身を沈めてやる!!
あれ…アトムも確かこんな感じだったな…確か太陽に突っ込もうとして宇宙人に拾われて
過去に戻って新品のアトムを直して…えーっと。。
俺はそんな関係ない事もぼんやり思った。
「…よし」
俺はスッと嫁から離れた。
「嫁…。俺はこれから身の潔白を証明する。
だけど、その証明を見たらびっくりすると思う」
「………」
「俺は嫁を信じる。図々しいと思うが…その…だから…嫁もその俺を受け入れて欲しい…」
「……意味が…分からないよ…」
嫁は不思議な顔をしている。
そうだよな。最後の手段の説明してないもんな。
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:17:15.27 ID:3SRw5Rm70
「御父さんと…御母さん……呼んでくるよ…」
俺は立ち上がり二人を呼びに行こうと部屋を出ようとした。
その時、
「夫ぉ…」
嫁が呼び止めた。俺は振り返る。
「信じて…いいの…?」
「ああ。最初から浮気なんてしてないって言ってるだろ」
その言葉に嫁は久しぶりに…本当に久しぶりに少しだが笑顔を見せた。
俺は決意を新たに二人を呼びに行った…。
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:44:23.14 ID:3SRw5Rm70
「御父さん、御母さんありがとうござました」
俺はまず二人に席を外してくれたお礼を言った。
隣の部屋で二人は何を話していたのだろう…。凄い気になるがあえて考えないでおく。
「俺は嫁を愛しています」
御母さんが、どの口が…と言いたそうに顔を歪めた。
「浮気するなんてありえません。だからその証明をするために…
俺の…… 実 家 の 部 屋 に き て く だ さ い !!」
苦渋の決断だった。
脳内鼻琳が会心の一撃をくらい暴れ苦しんでいる。
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:45:31.71 ID:3SRw5Rm70
「俺の実家にくれば全ての潔白を証明できます。
実家の俺の部屋は…その…ゴニョゴニョだから…
それと、母にも度々俺が実家に帰っている事を証明してもらましょう」
そうだ。この際おかんにも協力して貰おう。
俺が嫁に今夜は帰れないメールを送った日付と、俺が実家に帰った日を照合すれば明らかじゃないか!
「ふむ…そうだな。夫君のお母さんに聞けば…確かに」
「ですよね!ではまた明日にでも…」
「今日だ。これから伺おう」
えええええええ!!!これからぁあああ!?
ちょっ…せめて華琳様の抱き枕…とかベッドシーツとか剥がさせてぇええええ!!!
「 ア タ シ も 行 く わ よ 」
御母さんが喋ったぁあああ!!!お前もくんのかよおおおお!!
てか第一声それえええええええ!?
かくして…俺達四人はこれから、俺の実家に向かう事になった…
(まさか……これも鼻琳の策略じゃないよな…ゴクリ…)
俺は…またしても空前絶後の辱めを受けることに…なる……
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:48:43.42 ID:wDnjki8O0
おもしろい…です
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:53:28.51 ID:3SRw5Rm70
ちょっと…休憩していいですね。御飯…。
ここまでで2/3まで進みました。
二人の自宅
嫁の実家
そして次が俺の自宅偏です。
書き込みの遅さは本当に謝るしかありません。
休憩後、少し貯めてから次は投下始めたいと思います。
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:57:10.97 ID:I5DIyRM3O
>>314
休憩ダメ。
このままだと明日に突入してしまう
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:57:47.53 ID:gZT169YC0
>>314
とりあえず最低5回分書きためて10分置きに投下しなさい。
で、その間に続きを書く感じで
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:17:18.47 ID:7OMMc7yjO
まだ終わってないのかよ
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:19:34.76 ID:I5DIyRM3O
>>334
これから佳境です(^p^)
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:38:58.33 ID:inUPmKUI0
スレ内の皆様にお知らせ申し上げます。
只今より一時間足らずで最初のスレ立てから48時間経過となります。
1曰くここまでで2/3という事ですので、恐らく24時間後にやっと説明が終わり、そこからやっと相談へと移り変わる予定となっております。
最後までの保守を謹んでよろしくお願いいたします。
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:40:29.77 ID:FiuYaCEoO
相談あるなら3スレ目確定だな
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:18:17.01 ID:3SRw5Rm70
ただいま。
食事休憩終わりました。
応援してくださる方のレスが身に染みます。頑張ります。
少しですが…貯まりましたので投下始めます。
375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:19:03.88 ID:3SRw5Rm70
俺の車に三人は乗車し、俺は車を発進させた…。
助手席に嫁、後ろに御父さん御母さん…
車内は緊迫した雰囲気だった。
別々の車に乗って移動するのも考えたが、俺の実家は三台も車は置けない…。
一台置けるスペースに頑張って詰めて二台だ。
相談した結果俺の車で行く事になった。
そうなると必然的に帰りもご両親を送ることになるが、
きっと帰りの車内は、三人とも鼻琳の呪縛が解かれ、和気藹々の雰囲気の中帰れるだろう!そうだ!その通りだ。
車内では誰も話さなかった。
唯一交わした会話が御母さんの「すわり心地悪いわね」という車への駄目だしだった…。チクショー
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:20:03.40 ID:GL0G1geh0
オイ誰が応援したんだよ
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:20:36.74 ID:ePXhzIMb0
応援してる人なんていたか…?
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:21:36.82 ID:rWj0n8xf0
ワロタ
389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:29:16.83 ID:3SRw5Rm70
そして車が実家に到着した。
よし!親父が居ない!
実家の車がないという事は親父が今日は休みでは無いという事だ。
三人を玄関に招く…
そういえば家の玄関を開けるたび地獄が始まってるな…またしても地獄かっ…
俺は玄関の扉を開いた!
391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:30:05.39 ID:3SRw5Rm70
玄関ではおかんが迎えてくれた。
「あらあらあらまぁまぁ帰ってきたと思ったらー、どうもお久しぶりですー(ペコリ」
ああ、いいね。この雰囲気。
雰囲気が丸くなるのを感じる…。いいぞおかん。
「ちょっとアンタ!嫁ちゃんのご両親も来るなら連絡の一つぐらい寄こしなさいよ!!まったく!!」
御母さん「おほほ。いえいえ、おかまいなくw」
おばちゃん二人はトークで盛り上がってる。
この後俺の部屋に行くまでに、少しでも雰囲気を良い状態に持って行きたい…
「さぁさ、嫁ちゃんも久しぶりねw どうぞリビングに…」
俺はおかんの言葉を遮るように言った。
「いや、このまま俺の部屋に案内する」
「 え”…… 」
おかんの顔が青ざめた。サァーという音が聞こえた気がした…
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:42:56.58 ID:3SRw5Rm70
そりゃそうだろう。家族以外には秘密にしていた事だった。
嫁との交際当時からおかんには、絶対言うなよ!絶対言うなよ!と迫り、
たまに実家に嫁が来る時は、アリバイ工作に参加して貰っていた。(グッズを母の部屋に置いて貰うなど…)
そして震えた声で言った。
「ア…ア……アンタ…あんなごみ屋敷に…」
ごみ屋敷言うなや!部屋は綺麗で片付いとるわ!!
「あわわ…あわわ…」
おかんは混乱している。何故?という言葉が彼女の頭の中をぐるぐる回っているのだろう。
その時、階段から誰かが降りてきた。
マズい…ヤツだ!
「こんにちわ~…ってえぇっ!……嫁さんが来たと思ったらご両親も。」
弟だ!完全に誤算だ!
糞!今日は予備校はどうしたんだ!?畜生!