借金を抱え苦しい生活をしていた母子を励まし続けた「一杯のかけそば」の話しが心に響く・・・

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このテーブルを見ては自分たちの励みにしている、

いつの日か、あの3人のお客さんが、来てくださるかも知れない、

その時、このテーブルで迎えたい、と説明していた。

その話が「幸せのテーブル」として、客から客へと伝わった。

わざわざ遠くから訪ねてきて、そばを食べていく女学生がいたり、

そのテーブルが、空くのを待って注文をする若いカップルがいたりで、なかなかの人気を呼んでいた。

それから更に、数年の歳月が流れた12月31日の夜のことである。

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