俺「大丈夫か?」
坂倉「ああ!大丈夫だ。バファリン飲んだら速攻で良くなったわ。やっぱすげえなバファリンは!」
さっきとはうってかわって急に元気になった坂倉を見て安心し、一緒に遊び夜が更けていく・・・・
俺と坂倉はずっと起きていた。周りはみんな寝静まった深夜2時・・・
バッグに隠してきたタバコをすっと取り出す坂倉。
俺「おまえ・・・しっかり持ってきてたんか!やるじゃん!」
坂倉「へへへ・・・まあ一服しようぜ。」
窓を開けると温かい空気が入ってきた。
時期は梅雨だがこの日は空に満月が輝いていた。
満月の遥か下で少年二人が灯をあげ、小さく赤い満月二つを作り、煙をあげる。
タバコが美味いと思っていたわけじゃない。
でもどこか大人に近づきたくて早く大人になりたくて
タバコに手を出していた少年二人が少し大人の階段をまたのぼる・・・
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