581:名も無き被検体774号+[sage]:2012/10/19(金) 22:10:47.20 ID:+BiCnTZH0
けんごのけんごはゆうちゃんを裏切らなかったわけか
588: ◆DuoCt8/SKk []:2012/10/19(金) 22:14:36.70 ID:RS6jmFjT0
「なんでよ」
「え」
「なんで萎えんのよ」
「ずっと最中にゆうちゃんの顔がチラついてて…」
ィィィィイラッッッとしました
「で、彼女の事忘れてとか言われて…
その瞬間バーンってゆうちゃんの存在が大きくなって…なんか萎えt
「あんたの不能を私のせいみたいな言い方しないでよ!!!!」
一貫して保っていた声のトーンが大幅に上昇しました
「いや、そういうつもりじゃ…」
こんな時にまで子犬のような目で私を見る彼に、沸点が最大値まで跳ね上がり、
もう!!!!と何故かクッションに一喝しました
598: ◆DuoCt8/SKk []:2012/10/19(金) 22:21:25.37 ID:RS6jmFjT0
部屋の中に私の荒ぶる呼吸音だけが響いていました
彼は怯えながらも視線を私から外しませんでした
「それで?」私は息を整えながら続けました
「私にその告白をしたと言うことは、私と別れようと思ってるの?」
彼はぶんぶんと首を振りました
「そうじゃなくて、最近ゆうちゃんの機嫌が悪かったからバレてるんだろうなって思ってた」
「それで、もうバレてるのに張本人が素知らぬ顔して謝罪しないってのは…最低だなって思ったんだ」
彼は真っ直ぐな目で私にそう言いました
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