133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/28(水) 15:55:44.05 ID:JVB5yKBI0
足音は俺の部屋の前で止まり、呼び鈴がなった。
「こんにちはー ヤクルトですー」
俺はベッドから20cm跳ね上がった。
細くてきれいな、佐藤さんの声だった。
俺は急いでGパンを履いて玄関に走り、細心の注意を払ってドアを開けた。
熱い空気とセミの鳴き声が一気になだれ込んで来た。
佐藤さんだった。
白いブラウス(っていうのか)に淡いオレンジ色のスカートが、
逆光を受けて佐藤さんの線を投影していた。
いつもの厚ぼったいヤクルトのユニフォーム姿しか見たことない俺は、
腰が抜けそうになった。
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/28(水) 15:56:18.68 ID:hXPvzclE0
なんだこの無駄な感動
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/28(水) 15:56:29.30 ID:mp1CWz210
文章がうまいな
読みやすいし場面を想像しやすい
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/28(水) 15:56:48.81 ID:JVB5yKBI0
「あ、ども、ぐへはほ」
その後の展開を何も考えずにドアを開けたことに気づいて、俺は今更かなり焦った。
「こんにちは。暑いですね~」
佐藤さんはいつものちょっと間延びした天然系の雰囲気だった。
「そそそっすね、あふ、暑いス」
俺は小学校で初めて好きになった女の子を前にしたときみたいに舞い上がっていた。
ビールの酔いと睡魔はどこかにすっ飛んでいた。
続きは次ページから!!