隣に住んでる中学生の女の子から1,000円貸して欲しいと言われ・・・【涙腺崩壊】

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彼女は着たままだった俺の喪服掴んで。それでもまだ笑顔作ってて。

「あは。やっぱ、おばーちゃんの前じゃ、泣いちゃ駄目かなって。」

ぼろぼろ、涙こぼして。

「お、お、おにーちゃんなら、ちょっとなら、許して、くれる、かな、って。」

やっと、声あげて泣いた。泣いてくれた。これで俺も泣いていいと思った。

結局俺のした事は、一緒に泣いた事。それだけ。情けなかった。

あの時以来、「お兄ちゃん」と呼ばれるようになった。

それまでは名字にさん付け。それがいきなり。

兄弟いないから呼ばれたこと無いし、相手は女の子だしで、気恥ずかしくて。

やめてと言った事もあったけど「ダメですか?」と言われると、ダメとは言えなくて。

お婆さんに言わせると「甘えたかろうから」と、そう言う事らしかった。

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