十一時頃になって戻ってきた彼女、Tシャツジャージ姿。制服以外で見たいくつかのうちの一揃い。
彼女が部屋入ってくると、石鹸の匂いがふわっと香って。一瞬ドキッとさせられた。
「布団持ってくる?」聞いたら「ここ。」って、座ってたベッド、ひとつたたいて。
その時はまだ、そこまで甘えるか?と言う感覚。その時はまだ、完全に子守りだなって感じで。
「狭いよ。」「…あは。平気。」問題無い言う感じで。断る理由が無くて、まあいいいかと。
彼女が全部消すの怖がって、豆球点けた状態でベッド入って。お互いの表情くらいは伺える暗さ。
殆ど真横に彼女の顔があって。部屋で座ってる時なら当たり前の距離なのに、妙に意識して。
胸の上に乗っけた手でシャツ掴まれて、更に身体寄せられて、くっつかれて。
体の右半分に、彼女の身体の感触感じて。…意外と、女の子なんだな。そんな事考えて。
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