四月の頭からは病院での勤務。その職場は女性の方が圧倒的に多くて。体力腕力期待されて。
殆どリフト扱い。でもバイトで担いでた物よりは軽くて。体力的なきつさは全く無くて。
休みは不定期になったけど夜勤がある分休日の日数自体は多くて、自由になる時間も増えて。
けど何もしなくていい日と言うのが学生の時は殆ど無かったから、ちょっと暇を持て余した。
彼女は中三。進路の問題が再燃した。俺もお婆さんも彼女の説得はもう諦めてて。
彼女が就職したらできる限りの事はする。もうその位しか考えられなかったけど、
親父に「楽観的すぎる」と切り捨てられて。説得出来ないと言ったら、暫くぶりに怒鳴られた。
「お前が投げてどうするんだよ。あの子に何が出来るんだよ。」返す言葉がなかった。
親父は九歳で父親亡くして。上のお兄さんの力添えがあって定時制高校と国立大学出た人で。
自分と似た境遇の彼女を、その頃の自分に重ねてた部分はあったと思う。必死な声だった。
続きは次のページからご覧ください!!


