35: 名無しさん@おーぷん 2015/12/17(木)12:44:13 ID:EAn
「あー、やっぱ大丈夫な感じですか?」
見ず知らずの人間に1万は預けられないだろうな、と俺は思う。
少しの間の後におっさんは答える。
「いえ、あなたはわざわざ女子トイレまで見てきてくれました。
信用しますよ」個室の下の隙間から1万がでてきた。
信用しますよ」個室の下の隙間から1万がでてきた。
俺はなぜだか感動してしまった。
人に信頼されるというのがこんなに嬉しいなんて。
「必ずすぐ戻ります!」
そう言って俺はコンビニへ走った。
おっさん、俺はあんたの信用は裏切らないからな!
おっさん、妹と仲良くしろよ!
走りながらそんな事を考えていた。
コンビニに入り、トイレで自分のケツを拭くとすぐに
ティッシュ(水に流せるやつ)を買って公衆便所へ戻った。
「戻ってたぜ」
俺は言う。
「信じてたよ」
壁越しにおっさんが微笑んでいるのがわかった。
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