『人を自●させるだけの簡単なお仕事です』→その衝撃の末路・・・

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714 :1 :2012/08/10(金) 21:49:07.12 ID:Z/us+aeL0

「たとえばですね、②を妨害するとして、
自殺する理由が見当たらないどころか、
絶対に自殺するわけがないって思われるくらい、
幸せになっちゃえばいいんじゃないでしょうか」

「まあ確かに、向こうには、周りに自然な自殺だと
思わせなければらない義務があるからな」

「そうです。くもりぞらさんの幸せはなんですか?」

「今まさにってところだな。青空といること」

青空は頬をかいて目を逸らします
「えーと……いや、すごく嬉しいんですけど、
こんなことで満足しないでください。
まだまだこれからじゃないですか。
こんな陳腐なことは言いたくないんですが、
生きてればもっと楽しいことが沢山ありますよ」

716 :1 :2012/08/10(金) 22:07:12.93 ID:Z/us+aeL0

僕らの観覧車が一番高くなる瞬間が訪れます
その高さからは、雨に濡れた街が一望できます

窓にはりつくように下を見ながら、青空は言います
「そう。私はくもりぞらさんと同じ大学へ行くんですよ。
がんばって勉強して、くもりぞらさんの後輩になるんです」

「だいぶ頑張らないといけないな」僕は苦笑いします

「大丈夫ですよ。くもりぞらさんが教えてくれますから。
そうしてまた、一緒にカフェに行って勉強したり、
映画を観に行ったり、お酒を飲んだりするんです。

毎年、私たちに殺された人たちのお墓参りにいって、
あんまり派手な生き方はしないようにして、けれども、
必要以上に卑屈にはならず、強かに生きていくんです。
そう、明るい日陰で生きていくんですよ。

そのときは、今までみたいな話し方をやめて、
お互いとっても素直に、昔のことを話すんです。たとえば――」

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