79 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 01:51:48.67 ID:dXNG+K4x0
さて、彼女のスケジュールによれば、
ベッドに横になって音楽を聴きはじめる頃合でしたが、
僕は酒瓶をビニール袋に入れて引き出しに戻すと、
そのまま彼女を家の外に出しました
ただし、今回は八時間ぶっ通しで歩かせたりはしません
十分ほど歩いたところで、目的地の公園に着きます
二台あるブランコの片方に、彼女を座らせます
当然、もう一台のブランコには、僕が座っていました
80 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 02:01:24.80 ID:dXNG+K4x0
辺りは薄暗く、日暮が近くで鳴いています
僕は両手に抱えていた植木鉢を標的に渡します
標的は「なんですかこれ」と聞いてきます
「アグラオネマニティドゥムカーティシー」と僕は答えます
「いえ、品種のことじゃなくて。なんですかこれ」
「部屋が殺風景すぎるからな。観葉植物だ」
「……これも、いやがらせなんですか?」
「プレゼントに見えるか?」
86 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 07:37:45.67 ID:+LAtZHRNO
アグラオネマニティドゥムカーティシー
よし覚えた
87 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 08:58:45.64 ID:UAFggopkO
アグラオネマニt・・・覚えられない
81 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 02:14:45.36 ID:dXNG+K4x0
標的は植木鉢を掲げて、眺めます
「見えなくもないですね、綺麗ですし」
「そういうところが、気にくわないんだ」
ブランコから下りて、僕は標的の前に立ちます
標的は植木鉢を膝の上に抱えたまま
少し緊張した表情で僕の顔を見ます
しばらくその状態が続くと
ふいに標的は植木鉢を足元にやさしく置いて
「殺しますか?」と言ってブランコをこぎはじめました
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