632 :名も無き被検体774号+ :2012/08/08(水) 23:13:36.55 ID:p/vEXlSh0
「うーん、もしそうだとしたら、嬉しいんですけど」
青空はうつむいて、少し間を置きます
「でも、なんにせよ私は、だめですよ。
八人殺したおかげでくもりぞらさんに会えた、
あーよかったって考えてるようなやつですから」
「違う、八人で止めたから俺と会えたんだ」
青空は困ったような笑顔を浮かべます
「確かに、決してないとは言い切れない話です。
ですが、それでも犯人が確定するまでは、
ひとまず私がその責任を負うべきだと思うんですよ」
「素晴らしい心がけだな。犯人が分かるまでは
ひとまず殺されておこうってわけか?」
「だって、しかたないじゃないですか」
653 :名も無き被検体774号+ :2012/08/09(木) 10:27:56.04 ID:GGIh9Ptr0
「ひだり」と青空が突然言います
言われなくても僕だって気付いています
車を停めて、外に出ます
視界の上半分が青い空と白い雲なのに対し、
下半分は黄色と緑で埋め尽くされています
大きな白い風車が、いくつか回っています
「ひまわりもあるし、風車も回ってるし、
とってもくもりぞらさん的空間ですね」
青空が僕の隣で言います
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