『人を自●させるだけの簡単なお仕事です』→その衝撃の末路・・・

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140 :名も無き被検体774号+ :2012/07/25(水) 22:32:16.29 ID:5B7gcMQa0

「いわゆる”用済み”ってやつなんでしょうね。
前任者は後任者に消されるシステムなんでしょう」

「私が自殺させた人の中にも、ひょっとすると、
以前は私と同じようなことをしていた人がいたのかもしれません」

「だから」、標的は笑って言います
「殺しちゃった方が、話は早いでしょう?
そうしないと、次はあなたも狙われますしね」

146 :名も無き被検体774号+ :2012/07/25(水) 22:54:35.86 ID:5B7gcMQa0

答える代わりに、僕はまたこの質問を口にしました
「結局お前は、殺されたがってるのか?」

「そうするのが、一番なんだと思います」

「”お前”が、殺されたがってるのか?」

「私、ですか。……そうですね、死ぬのは怖いです、
でもそれ以上に、死んだ方が楽だろうなあと思ってます。
うん、そうですね。たぶん私は殺されたいんです」

148 :名も無き被検体774号+ :2012/07/25(水) 23:09:57.92 ID:5B7gcMQa0

「なら話は早い」と僕は言います、
「楽になる手伝いなんてごめんだね。
俺は、お前には、『今死ぬわけにはいかない』
って悔しがりながら死んで欲しいんだ」

標的は無表情に僕を見つめます
「その前にあなたが死ぬと思いますよ」

「いいさ。死んだ方が楽だろうと思うしな」

「……まねしないでください」

「アグラオネマは直射日光に弱い」

「はい?」首を傾げつつ、標的は植木鉢に目をやります

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