DQN(今までケンカで相手の骨をヘシ折った事はあるけど、女の、しかも身内の骨折した姿ってのは結構見てて辛ぇな・・・)
DQN母「Zzz・・・Zzz・・・」
DQN「明日また来んぜ・・・」クルッ
向かいのベッドの老人「兄さん、帰るのかい?」
DQN「あぁ。起きる気配がねぇかんな。ジィちゃん、悪いけどオフクロが起きたら『バカ息子が見舞いに来てた』って伝えてくれや。」
向かいのベッドの老人「よしよし。分かった。伝えよう。」
DQN「すまねぇ。ジィちゃんもお大事にな。」
ツカツカツカ
医大病院 外の喫煙所
シュポッ
DQN「ふぅ~・・・。」
DQN「・・・。」
DQN(清掃業の方は、足が治れば復帰できるだろう。何だかんだで10年ぐらい勤めてる会社だ。向こうとしてもベテランパートのオフクロには、いて欲しいハズ。)
ふぅ~
DQN(問題は居酒屋の方だ。あっちはまだ勤めて半年も経ってねぇ上に大手のチェーン店。たかがパートのババア1人に、清掃業の方みたいな情は望めねぇ。代えはいくらでも利く。2ヶ月も穴空けりゃあ、確実にクビだ。)
ふぅ~
DQN(ってか、仮に復帰できるとしても、寝る暇もねぇような今のこの生活を、これ以上オフクロに続けさせて良いのか? 貧血で倒れたとは言うが、そもそもオフクロは貧血持ちじゃねぇ。間違いなく疲労がピークに達してきてるんだ。)
DQN(これはもう、居酒屋はやめさせるべきだ。到底身がもたねぇ。そんで、後は借金をどうするかだなぁ・・・)
ジジッ
DQN「熱っ!!」バッ
ポトッ
DQN「・・・っつぅ。いつの間にか根本まで吸っちまってた。」
ヒョイッ
ジュゥ~
DQN「・・・。」
DQN「・・・・・・単車買うために貯めてたバイト代、切り崩すか。」
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