【親愛の関係】ゲーセンで出会った不思議な女の子の話←こんな事ってあっていいのかよ・・・

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560: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/18(水) 02:35:59.08 ID:VEa4UjXG0
年が明けた。
これほど世間の「あけおめ」ムードが恨めしかったことはない。
浮かれている人々が、すごく憎たらしく感じた。
この頃から、俺は彼女の両親とも連絡をより密にとるようにした。
そろそろ、いつ何が起こるか分からない状態、にまで来ていた。そう、いざそういう状態になってからは、状況はみるみるうちに進展していった。
昨日までの状態が、次の日になれば嘘みたいになっていることも、ありうる。563: 名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:37:34.09 ID:wBa3Kpcn0
すごく胸が痛い・・・・・・

568: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/18(水) 02:40:33.18 ID:VEa4UjXG0
俺はこの頃から、彼女との話せる時間を本当に、本当に、大切にした。
弱った彼女を見るのは辛かった。けど、優しく、笑顔で、話しかけた。

俺は今までも、楽しかった日のことは決して忘れないように日記にしたためていたが、
この頃から彼女の写真や映像もより積極的に撮るようにしていた。

571:1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/18(水) 02:45:24.83 ID:VEa4UjXG0
刻一刻と、命の火が燃えていく気がした。
俺は、今、自分が何をしているのか分からなくて、
どうしようもなく辛くなるときもあったが、病室に行って彼女の顔を見て
どうにか耐えていた。
彼女の両親との協力は、不可欠だった。

しばらくすると、彼女はとうとう個室に移った。

575: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/18(水) 02:53:12.71 ID:VEa4UjXG0
病室に座る。
俺と、彼女だけ。

俺は優しく語りかける。
「今日は寒いね。」
「最近スパ4強くなったんだ俺ー」
「今度画材屋行こうと思うんだけど、何か欲しい?」
「俺はね、水彩色鉛筆がしたくて…」

返事が返ってこない日のほうが多かった。
たまに、すごくゆっくりだけど、答えてきたり、
自分から話そうとすることもあった。

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