484: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/19(火) 00:09:45.78 ID:zyEFlBf30
「綺麗…ですよね…
この風景を誰かに見せたかったんです」メリーさんフェンス越しには夕日を眺めていた。
夕日に照らされたメリーさんの顔がいつもより大人びて
それでいて儚げに見えた。これほど絵になっている風景もなかなか無いだろう。
そんなメリーさんにドキッっとする。だけど、同時に悲しくもなった。
メリーさんからこの日常を奪った犯人を僕は許さない。
だけど、今はこの景色を目に焼き付けておこう。
もしかしたら、二度と見れないのかもしれないのだから。やがて、2つの太陽は地平線へと消えていった。
一気に辺りは薄暗くなる。
この風景を誰かに見せたかったんです」メリーさんフェンス越しには夕日を眺めていた。
夕日に照らされたメリーさんの顔がいつもより大人びて
それでいて儚げに見えた。これほど絵になっている風景もなかなか無いだろう。
そんなメリーさんにドキッっとする。だけど、同時に悲しくもなった。
メリーさんからこの日常を奪った犯人を僕は許さない。
だけど、今はこの景色を目に焼き付けておこう。
もしかしたら、二度と見れないのかもしれないのだから。やがて、2つの太陽は地平線へと消えていった。
一気に辺りは薄暗くなる。
「帰ろっか」
メリーさんは目を袖でゴシゴシと擦り
いつもの調子でこう言った。
「はい!」
517: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/19(火) 00:51:08.50 ID:zyEFlBf30
自宅の前に着く。
「ここで、お別れですね」
と、メリーさんが言ったが僕はその気はなかった。
「今日、親が帰ってこないんだ
よかったら晩御飯一緒に食べない?
何か作るよ」
そう、勇気を出してダメ元で言って見た。
メリーさんはしばらく考えていた。
困った顔になったり赤面したりしていたが
やがて、それじゃあと言って承諾してくれた。
植木鉢の下から鍵を取りだし、ドアを開ける。
「お、お邪魔します!」
メリーさんが高らかに言った。
いつもは無断で入って来ていたのに
何をかしこまっているのだろうか。
台所へ直行し、冷蔵庫を開けると
たいした食材は入っていなかった。
ここはアレしかないだろう。
男の料理、チャーハン。
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