731: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/17(日) 11:35:59.27 ID:TCmNTYtA0
そろそろ、貼り出そうかと自転車を降りる。
バックから一枚と家から持参した
セロハンテープを取り出す。まず、町の掲示板に張ることにした。
テープで端の4箇所を止める。次は電信柱の卑猥な広告の上から被せるように貼った。
この1枚1枚が、犯人への手がかりであり、僕達の希望だった。貼る事より、貼る場所を探し回る方が時間がかかった。
よかった、200枚なんてとてもじゃないが貼り切れなかっただろう。
60枚を過ぎた時点で、日が傾き始めた。僕も疲れてきたが、隣でメリーさんが申し訳なさそうな顔をしていたので。
心配させちゃいけないと平然と振舞っていた。
バックから一枚と家から持参した
セロハンテープを取り出す。まず、町の掲示板に張ることにした。
テープで端の4箇所を止める。次は電信柱の卑猥な広告の上から被せるように貼った。
この1枚1枚が、犯人への手がかりであり、僕達の希望だった。貼る事より、貼る場所を探し回る方が時間がかかった。
よかった、200枚なんてとてもじゃないが貼り切れなかっただろう。
60枚を過ぎた時点で、日が傾き始めた。僕も疲れてきたが、隣でメリーさんが申し訳なさそうな顔をしていたので。
心配させちゃいけないと平然と振舞っていた。
751: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/17(日) 13:50:48.81 ID:TCmNTYtA0
「どうして、私の為に
そこまでしてくれるんですか…?」うつむいていたメリーさんは顔を上げそう言った。
余裕の顔をしていたつもりだが、疲れが顔に出ていたのだろうか
僕は手を休めず、貼り続けながら答える。「わからない」「わからない?」気がつけば今もこうしてメリーさんに協力している。
手伝う事が当たり前だと思ってる僕さえいいる。
花子さんの言う通り
メリーさんの事が好きなのだろうか。
そこまでしてくれるんですか…?」うつむいていたメリーさんは顔を上げそう言った。
余裕の顔をしていたつもりだが、疲れが顔に出ていたのだろうか
僕は手を休めず、貼り続けながら答える。「わからない」「わからない?」気がつけば今もこうしてメリーさんに協力している。
手伝う事が当たり前だと思ってる僕さえいいる。
花子さんの言う通り
メリーさんの事が好きなのだろうか。
本当によくわからないのだ。
「よくわからない…けど、最後まで協力する」
僕は言い切った。
「本当に…おかしな人ですね」
後ろで言うメリーさんの声が震えいるように聞こえた。
そして最後の1枚目を貼り終えた時は
もう、辺りは真っ暗だった。
時計を確認すると8時を回っていた。
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