174: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 00:47:38.32 ID:lopreZb60
「危ない!」
と、メリーさんが叫んだ。
その声に反応し、咄嗟に右手で顔を守る。
振り下ろされた鉄パイプ。
ゴンッ!と鈍い音がして、僕の腕に激痛が走った。
かはぁっ!っと息が吸えなくなるほどの痛み。
腕が上がらない。
骨折れたか、ヒビが入ったのはまず間違いない。
再び鉄パイプが振り下ろされる。
横に跳びなんとか避けるが
そこは逃げ場の無いブロック塀。
やばい、次は逃げられないし左手だけじゃ
防ぎ切れない。
先生の無愛想な顔が見たことも無い
怒りの表情をしている。
「死ね!」
そう言って鉄パイプを振り降ろす先生。
あ、ダメだ死ぬ。そう感じた。
辺りがスローモーションのように見えた。
振り下ろされる鉄パイプがゆっくりだ
その向こうでメリーさんが何か叫んでいる。
メリーさん、ごめん。僕は目を閉じた。
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