143:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 18:04:24.97 ID:t4eqgCHaO
女「けほこほっ、貴方ねえちょっと力加減考えなさいよ!? 死ぬかと思ったじゃない!」
男「あ、ごめん。でも、いつも女さんは唐突に騒ぐし…この前も…」
女「あーっ!? ゲーセンの時のやつまだ言ってるの!? クレーンゲームで景品とれて騒がない方がばかじゃない!」
くすくす
女「そればっかりは貴方が納得するまで言い続け──…え、何よ?」
「ねー、やっぱ付き合ってるよねww」
「お幸せにー」フリフリ
女「なぬッ!? なにを馬鹿なことを言って…! かふッ!」グイッ
男「…ちょっとこっち来て」ズリズリ
廊下
男「否定しても良い、けど必死になって騒ぐのはダメ。わかった?」
女「必死に否定しなきゃ勝手に勘違いされるでしょ…!? さっきみたいに!」
男「だったら言われる度に否定すればいい、躍起になって作戦内容を暴露しない自信あるの、女さん」
女「……、何気に私の扱い方わかってきてるわね、貴方」
男「自分で言うな。ほらそーいうところだ、この数日で君がどれほど率直に物事をぶっちゃけるかを身を持って理解したんだ」
男「もう少しだけ我慢して。嫌だろうけど、あとちょっとで今の雰囲気なまま定着しそうな感じはするから」
女「う、うす…」コ、コクコク
男「後で散々に俺のこと罵倒してくれ良いから、それじゃあね」フリ
144:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 18:04:54.11 ID:t4eqgCHaO
スタスタ…
女「ま、待ちなさいよっ。 …貴方の方はそれで良いの? 周りから勘違いされたままでも」
男「自分は平気。慣れてるから」
女「…変な返事しないでよ、不安になるじゃない」
男「うーん、でも、嫌な気はしないよ? だって女の子と付き合ってると噂されるのは男として悪くないし」ポリ
男「あとで散々ボロクソに言われる前提だったとしてもね、うん」ニッ
男「じゃあ、また放課後で」フリフリ
女「………」ムスッ
女(なによそれ、変に意識してるの私だけみたいじゃないっ)プンスカプン
女(フン! 良いわよ、だったら私なりのやり方で楽しんで行こうじゃない。始めはそうね、貴方の余裕綽々の顔剥いでやったるわ!)
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男「どうしたの? 急に自転車で帰ろうって」
女「送って行きなさいよ、私のこと」
女「それぐらいお手のモンでしょー? 原付で二人乗りしてた奴が、規則が~~なんて生っちょろいこと言わないでよね」ぷいっ
男「これ、荷台無いけど大丈夫?」
女「え”?」
男「流石に後ろをスカートで立ち乗りは辛いと思うけど…?」
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