ザー・・・
雨は止まない
男「ゲリラ豪雨じゃなかったのかよ・・・」
姫「・・・・・・」
男「そのお父さんのところに帰りたく無いのか?」
姫「・・・・・」コクン
なんだか危ない気もするが・・・一日だけなら
男「雨が止むまでって約束だしな・・・泊まってくか?・・・・いや、もちろん変な気はないぞ?純粋に可哀想だからだ」
姫「・・・・泊まる。雨が止むまで」
話は決まったとなればあとは寝るだけ
男「そろっと寝ないと・・・。で、寝る場所なんだが・・・」
ベッドは一つ布団はない。
寝る場所は一つしかない。
ここでアニメとかのカッコいい紳士は「フッ、君はベッドで寝たまえベイビー。僕はソファーで十分っさ」というところだろう。
しかし、この季節でそれをやると・・・死ぬ。凍死する。
男「我慢できるか・・・?俺なるべく小さくなるからさ・・・?」
姫「大丈夫・・・慣れてるから」
男「慣れてる・・・?」
一応歯磨きをしていざ寝ようと思った時のことだ
姫がおもむろに服を脱ぎ始めた
男「お、おい!バカ!何やってんだ!?」
脱ぐことに全く抵抗が無いようだ
下着だけになると床に土下座の体制になり
姫「今日は美味しいご馳走と暖かい部屋をありがとうございました・・・」
俺は絶句した・・・・
傷だらけの小さな背中
完全に仕込まれたような感謝の言葉
そして自らこんな格好に・・・
その事実が新たな事実を浮かび上がらせた
男「いつも・・・こんなことやらされてるのか・・・・?」
仕込んでいるのは恐らく新しいお父さんとやらだろう
そしてそいつは・・・とんだゲス野郎だ
下着姿でベッドに登ってくる姫に服を着せながら・・・
男「お前っ・・・もしかして・・・」
うまく言葉にできない・・・
こんなこと実際にあるなんて・・・
こんなか弱い女の子に・・・・
怒りと悲しみともうよく分からない感情が頭の中を支配した
すると、自然に涙が出てきた・・・
男「お前・・・・こんなこと・・・・」
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