昼休みにもならないうちからそんな噂が出回るようになって。
あまりひどいようなら訴えるか、でも仕事にならなくなったらその前に辞職しなきゃならんかな。
とか考えてたら、今度はなんと取締役である嫁の父親から呼び出された。
これ本格的にやべえ、立ち回りしくじったら最悪懲戒免職だと内心震えながら役員室行ったら
なぜか事情聴取も叱責もなく、仕事が終わったら食事に付き合えとのお誘い。
で、仕事あがりにちょっとお高い店の個室に呼ばれて差し向かいになって、ちょっとした世間話や近況報告をしてから話を切り出された。
「娘から話は聞いた。事情はわかってるから君を咎めるつもりは一切ない」
「ありがとうございます」
「ただ、気になることがいくつかあったからこうして呼んだ。娘の傷のことは誰にも言ってないな?」
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