「さっきは怒鳴ってごめん。
つい取り乱してしまいました。
大好きな〇ちゃんがチャットを
やめてしまうと知って動揺してのことです。
嫌いにならないでください。
ひどいことを言ったのはあやまります。
すみませんでした。
どうかまた通話してください。」
という内容のものだった。
「驚いてキックしちゃった。
こっちこそごめんなさい。
今日はやめておきます。
月末までは不定期でログインするので
また時間が合ったらチャットしようね」
そう返信して、その日はログアウトした。
次の日はログインしなかった。
2日たって、バイトの後にログインした。
またログインと同時にSさんが入室してきた。
開口一番Sさんはあやまってきた。
私はそう答えた。あんまり思ってなかったけど。
「でも〇ちゃん、本当にやめちゃうんだ」
「うん。やめるのは変わんない」
「教習所がんばってね」
「ありがと」
「八王子だから〇〇ドライビングスクール?」
「ん~w」
「〇〇自動車学校?〇〇ドライビングカレッジ?」
「どうだろうねーw」
この人、調べたのかな…と
じゃっかん引きつつ答えを濁していたら
「ここで〇ちゃんがチャット始めてもう半年だよね。
前に月5万くらい稼いでるって教えてもらったじゃん。
5万×6ヶ月で30万だよね。
〇ちゃんは女の子だからAT限定かな。
AT限定で学生コースのある学校に30万円で通うってことは
〇〇ドライビングスクールかな?どう?」
とか言い出した。
もう私はドン引きだった。
たしかにずっと前に
月額どれくらい稼げるのか
聞かれて答えたし
「教習所に通う」って嘘もついたけど、
そこまで調べてるとは思わなかった。
「聞かれても答えないよ~w」
「あっ、当たってるんだ?図星でしょ?」
「どうかなー?ごめんね、今日はもう落ちるよ」
「当たったから逃げるんだ?そうでしょ?」
Sさんはまだしゃべってたけど私は退室した。
この間まで仲良くしてたSさんが、
もうストーカーの類にしか思えなかった。
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