クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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オラは急いで会社を飛び出した。
今のところは誘拐ではない。……だが、超大企業のご令嬢がうろつき回っていては、そういう“目”に変わる可能性だって十分考えられる。

(あいちゃん……どこ行ったんだよ……!)

不安な気持ちを抱えたまま、オラは高層ビルが立ち並ぶ街を走り回った。

「はあ……はあ……」

しばらく走り回ったオラの息は、すっかり上がってしまっていた。
行きそうなところを手当たり次第走りまわったが、結局あいちゃんの行方は掴めないままだった。

(もう少し、探す範囲を広げてみるか……)

 

オラは汗だくのスーツを着替えるべく、いったん家に向かった。

あいちゃんは、いったいどこに行ってしまったのか。そして、どうしていなくなってしまったのだろうか。
最近のあいちゃんの様子は、明らかにおかしかった。
オラに、もっと何か出来ることがあったのではないだろうか……

そんなことを考えながら自宅に戻ったオラは、ネクタイを緩めながら玄関を開ける。
今日は、ひまわりは風間くんと遊びに行っていて、誰もいなかった。

誰もいない家に、オラは一人帰りを伝える。

「……ただいま」

「おかえりなさい。しんのすけさん」

「ああ、ただいま、あいちゃん……」

オラは笑顔を見せる彼女に同じく笑顔を返して、家の奥に向かい…………

………………って

「えええええええええええええ!!??あいちゃん!!??」

誰もいないはずのオラの家には、いるはずのない、あいちゃんの姿があった。

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