ワイはルール通り解散しなくて良かったんか聞いたと思うが、従兄弟が何と答えたか覚えとらん
多分実害がないからほっといてるとか言われたと思うんやが
従兄弟はだれでも遊びに混ぜてくれるような優しいやつなんやなぁ、って感心した覚えがある
その後叔父の家から実家に戻って、ワイはあのマンションに一度も行ってないわ
次の盆に従兄弟とあったらあのときのことを改めて聞いてみようと思っとる
>>89
ありがとう
すまん、このあとまだ書き溜めてないんや
明日にはピッチャーまで回すで
読んでてワイもチビりそうやったわ…
人吉行きたいなぁ(唐突)
ワイもお囃子は今でもたまに聞こえるんやが
あれお宮からやと思っとったんやがよく考えてみたら結構距離あるよな…でも住宅地で田んぼも畑もないしな…神様だったら面白いわ
ネットで検索しても祭囃子が聞こえる人はそれなりにおるやで
柳田國男も似たような事を書いてた気がするわ
>>95
お風呂に入って頭を洗っている時、「だる
まさんがころんだ」と口にしてはいけません。頭の中で考
えることも絶対にヤバイです。何故なら、前かがみで目を閉じて頭
を洗っている姿が「だるまさんがころんだ」で遊んでいるように見える
のに併せて、水場は霊を呼び易く、家の中でもキッチンやおふ
ろ場などは霊があつまる格好の場となるからです。さて、洗髪中に
いち度ならず、頭の中で何度か「だるまさんが
ころんだ」を反芻してしまったあなたは気付くでしょう。青じ
ろい顔の女が、背後から肩越しにあなたの横顔を血ば
しった目でじっとみつめていることに…..。さて、あな
たは今からお風呂タイムですか? 何度も言いますが、
いけませんよ、「だるまさんがころんだ」だけは。
これやろ?
やばい
ワイさっき風呂場で言うてもうた…
縦読み
ヒエッ…
ダダルマー戦を思い出して回避してるで
懐かしいなぁ…ふと思い出して考えてしまった時に
「だるまさんがころんだ…と見せかけて起き上がった」
ってな感じに無理やり繋げてたな…
せや
7(捕)お客さん
また母方のジッジの家での話や
ちょうどふきちゃんと遊んでたのと同じタイミング、つまりワイが預けられてた時のことや
ジッジは勤め人だったんやけど生家はいわゆるなんでも屋みたいな物を代々営んどったらしく、離れはその店舗跡やった
なんでも屋と言えば聞こえはいいんやが金物屋に毛が生えたような物で、お菓子や生活雑貨なんかを揃えてたらしい
先代(ジッジの父)が長く切り盛りしとったが、70年代で店はやめたらしいわ
HGのズゴックと、たしかゼータガンダムを戦わせとったと思うわ
縁側はちょうど西向きやって、夕焼けが強くてカーテンを閉めるか迷っとったような、そんな妙なことを覚えとるわ
ゼータとズゴックの戦いが佳境の時、「もし」と声をかけられた
ワイはびっくりして顔をあげると、いつからそこにおったんか、ガラスのサッシを挟んで男の人が庭に立っとった
西日が強すぎて男の顔は全然見えんやったけど、両足をそろえてぴんと気をつけをしとって、えらい姿勢が良かった
ワイはジッジの知り合いが来たと思って、寝そべったままやと失礼やから体を起こし、サッシを開けようとした
書いてってもええか?
よう見るとその人は、うなじが隠れる日避けつきのボロボロの帽子を被っとって、足にはゲートルを巻いて腰に鉄でできた丸い水筒を下げてうつむいとった
ジッジの蔵書の戦争資料集の写真で見た、兵隊の格好と同じや、と思った
今思えば、あれは陸軍の制服やったんやね
床が高いせいで、ワイが立ち上がるとその人と同じくらいの身長になった、つまりガラスを隔てて目の前にお客さんの顔があるはずやのに、やっぱり夕日で影になって顔は見えないんや
ワイはそのお客さんが人間なんか分からんくて立ち尽くした
「こちらに飯塚圭一様はおいでですか!」
お客さんは突然ワイに話しかけた
妙なんは、ガラス越しの筈やのに聞き取り辛かった覚えがない
キビキビした、妙に楽しげな明るい声やった気がするわ
飯塚はジッジの、つまりこの家の名字やったが、名前に聞き覚えは無かった
ワイはどう答えたか覚えとらん、怖くて何も言えんかったかもしれんし、何かを話したかもしれん
ただ、「こちらに飯塚圭一様は、おいでですか!」
男はさっきと寸分違わぬ調子で、突然もう一回聞いてきた
ワイは表情の見えない男と、まっかっかな庭とがめちゃめちゃ恐ろしゅうなった
「こちらに飯塚圭一様は、おいでですか!」
ワイの涙腺と股間は臨界した
ワイのなき声を聞いて、バッバがかけつけたと思う
バッバにはその男は見えとらんやったと思うわ。ワイはバッバに手を引かれて台所へ向かった
ふり返ると、やっぱりというか、案の定男は消えとった
ただ置き去りのゼータとズゴックが、縁側に長い影を作っとったんを覚えとるわ
バッバの葬式の時、健在だったジッジにその話をした
戦後すぐの頃、そうして幾人かの帰還兵が訪ねてきたことがあった、とジッジは話し出したんや
ジッジの長兄の圭一氏は陸軍軍人で、南の島で行方不明になっとる
終戦後、無事に帰ってこれた人たちが兄の消息を訪ねに来ては、まだ帰らない兄を思うジッジとジッジの父を励ましてくれた事が何度かあったんやと
「それは戦友が訪ねて来なはったとばい」と言って、祖父は仏壇をずいぶん長いこと眺めとった
ちなみにワイはいまもガノタやが、シャア専用ズゴックだけは無理になってもうた