愛犬と山へキャンプに行った。しかし、そのキャンプ場には恐るべきものが巣くっていた・・・

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171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 22:53:23.84 ID:2bUCQkZX0
とにかく俺はそれの顔らしき部分に一発撃ち込んだ
8mmとはいえ所詮サバゲで使ってるエアガンだから威力なんて大してないことはわかっていたけど
犬にこれ以上危険なことをさせたくなかった
ちょっと文字で表せない音でそれは鳴いた
そのまま俺はまた犬と一緒に道を走り始めた
いっこくも早く管理人さんのいる建物をへ
それだけを考えていた。
管理人さんがいる建物までは結構距離があったけど夢中で走った。
雨は土砂降りだし体中擦り傷なのか打撲なのか分からないけど痛いし
泥だらけで気持ち悪かった。
ただここで立ち止まったらやばいと思って無我夢中で走った。
なんとか管理人さんがいる建物にたどりついた。
カギはしまっていたが明かりはついていたので
思いっきり玄関の扉をたたいた。
管理人さんがあけてくれるまでの時間がかなり長く感じたけど
なんとか中に犬と一緒に入れた。
管理人さんが扉をしめると腰が抜けたように地面に座り込んでしまった。
俺は多分すごい大声で
「扉を!早く鍵を閉めてください!」と怒鳴った。

185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 22:58:06.42 ID:2bUCQkZX0
管理人さんは不思議そうな顔をしながら
俺と犬を見つつ鍵をしめた。
息があがっていたので俺はしばらく管理人さんに
何があったのかと問われても答えられなかった。
とりあえず談話室のようなところに通されて
タオルを渡してくれたのでそれで体を拭きつつ
出されたコーヒーを飲んで冷静さを取り戻そうとしていた。
犬のほうは管理人さんがタオルで体を拭いてくれていた
犬に傷らしい傷はなく安心した。
管理人さんが犬を吹き終わると
対面の椅子に座り
「どう?落ち着いた?」と言ったので
俺は事のあらましを語り始めた。
管理人さんはあいずちをうちつつ話を聞いてくれたが
次第にその表情は強張っていくのが分かった。

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 22:59:13.52 ID:dw2AEmQXO
管理人知ってやがったな!!

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 22:59:51.37 ID:Ktktjtmy0
管理人「それは・・・私のおいなりさんだ」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:01:07.20 ID:ietn9M+00
管理人「わしが育てた」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:02:39.58 ID:lj+3ylp80
>>195 キャンプ場で変なの育てんなwww

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:03:02.74 ID:2bUCQkZX0
一通り話を終えると管理人さんは立ち上がり
談話室の片隅に置いてあるロッカーに向かい
鎖についた南京錠を外し中から猟銃?らしきものを持ち出してきた。
そして「戸締りを確認してくると言って他の部屋に行った。
管理人さんがいるのはちょっと大きめのバンガローみたいな感じで
部屋もそんなにあるわけではないと思うんだけど
管理人さんは中を走り回っていた。
しばらくして返ってきた管理人さんは
談話室にある暖炉に薪をくべはじめた
一通り作業が終わると猟銃を片手に管理人さんは俺の対面に座り
厳しい表情で話をはじめた。

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:08:28.42 ID:p+nUFbZs0
>>1
石川県民だけど場所特定した
Aヶ丘だな?
近所でもその化け物でるって有名だよ
名前はシシノケ

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:10:32.13 ID:EsqPxQkIO
>>223 kwsk

265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:16:06.46 ID:p+nUFbZs0
>>231 漢字で書くと「四肢除け」
四肢のない芋虫みたいなやつ
ただ蠢いているだけで人に害はないらしいよ
だから地元の人たちもそんなに怖がってない

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 23:10:49.56 ID:2bUCQkZX0
管理人さんが話したことをまとめると
この山には昔から土俗?の神の類がいると言われていて
管理人さんはこの山を所有する一族らしくて昔からそういう話は聞いていたらしい
姿形や特徴は俺が話したものとほぼ同じのもので
カモシカを食べたりするという話が残ってるらしい
管理人さん自体は見たことないらしいんだけど
ナメクジのような化物を見たという話をお客さんからされたこともあるらしい
今回管理人さんが驚いたのは
滅多にいないけど見たお客さんはいたけど
襲われたとか追いかけられたとかそういう体験談がないかららしい
管理人さんはそういうのは信じないタイプらしいが
俺のただならぬ様相を見てちょっとやばいと感じたらしい
管理人さんと俺と犬のまぁ3人でその夜は談話室で過ごした。