172:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:24:36ID:wDQVULt5R
紅一点「下校してるのたまたま学校の窓から見えて
そしたら文化祭の時の高校生の人と一緒に歩いてるように見えたんです」
俺「え、あのヤンキー?」
紅一点「そうです、あと知らない人も何人か」
俺「ええ!?それってあれじゃね?リンチじゃね!!?やばいよそれ!!」
紅一点「はい、だから部長(次期)に相談したんですけど」
173:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:27:01ID:wDQVULt5R
俺「わかった…ちょっと考えるわ…」
次の日
なんも考えられなかった俺は
バスケ幽霊が帰るのをバレないようにつけていった
が、バスケ幽霊にはバレなかったものの
高校生にばれた
そして捕まる俺
もがくもむなしく連れ去られる俺
174:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:30:31ID:wDQVULt5R
そして俺の叫びがバスケ幽霊に届いてしまった事で
再びバスケ幽霊はブチ切れて全力でこっちに走ってきた
なんか「話しが違う」とか
そんなような事を話してた気がする
ざっくり説明すると
バスケ幽霊が下校中はってた高校生集団に会う
イケメンな事を言う
「俺に何しても良いんで他の子には手をださないでください」
で殴られまくる
っていうのをこの何日間かやっていたようだった
175:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:31:29ID:KbrWUmzku
うーんマジ胸糞悪いな…
176:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:32:52ID:wDQVULt5R
そんな世界もあるのだなぁと思った
その日は二人で殴られた
相手の高校がどこかもわからないし
名前もわからないので反抗しようがなかった
俺が部長になって早々大問題を抱えてしまった
もう殴られたくないしと悩んでいたある日
「ちぃいいいっっす、ひさしぶりー!」
相変わらず騒々しい声で奴は入ってきた
177:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:33:59ID:RAioSSX5h
先輩キター?
178:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:36:03ID:wDQVULt5R
短髪に金髪、そして念願のピアスを開け
秋すぎてるのにアロハシャツ、そして絵の具まみれのGパン
ジャラジャラなんかつけたアクセサリー
「なんだーおまえらー喧嘩したんかー?」
俺とバスケ幽霊は膝から崩れ
「ぜんぱあああいいい、だずげでえええええ」って泣いた
179:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:37:15ID:sqbgIUtEL
今北産業
180:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:38:08ID:LkvAQD2Z6
>>179
面白いから
全部
自分で読め
181:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:39:54ID:KbrWUmzku
>>179
途中から
読むのは
もったいない
182:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:42:54ID:wDQVULt5R
あの時の先輩の登場シーンは忘れられない
俺の人生のなかで1、2をあらそう思い出補正ゆえのイケメン化がされていた
事情を説明してから早かった
先輩の中学の時の同級生をつたって
高校を特定した先輩は単身校門の前で
プラカードと拡声器で
「俺ええええ○○中学の卒業生だけどおおおお家の後輩をぼこぼこにした奴おいでええええ!!!」
「暴力反対!!いじめ反対!!中学生しか相手にできないのかっこわるーい」とか叫んでたらしい
それ以降何があったかはしらないが
本当にピタリと止んだ
ジャラジャラ「ビシッと決めてやりましたんで、まじ土下座のデッサン飾らないでください」
ていって帰っていった
183:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:46:50ID:vMTPaaG1n
俺もこんなに男気のある人間になりたい
184:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:49:05ID:wDQVULt5R
ちなみに紅一点が俺の童貞を奪っていった話しは
高3になってからの話しなんで話さないです。
あ、あとその紅一点と結婚した話しも中学の話しとは別の話しなんで
遠慮願いたいですね、えぇ。
186:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:52:19ID:PBDNdT5PC
>>184
もうお前、思い出洗いざらい喋ってけwww
189:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:00:47ID:wDQVULt5R
>>186
あれな、俺が美術部入ってモテた話しするわ
まぁ本当ひょんな事から美術部に入ってしまった俺は
先輩から良い事から良からぬ事までをいろいろと教わった
周りが周りだけに、というか美術部で目立つ人たちが
みんなヤンキーっぽかったりしたのもあって
わりかし目立つ事をする俺は特に
ヤンキーに混ざったオタクという新ジャンル開拓の末
変に注目されるようになった
まぁ新入生入ってきたら目立つ先輩に憧れるのと同じだよ
187:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:52:34ID:KbrWUmzku
>>184
マジかよ!?
おまえ漫画の主人公かよ!
189:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:00:47ID:wDQVULt5R
>>187 みんな主人公だろ?
185:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)00:51:08ID:vMTPaaG1n
なんだよそれwwwwwはらたつなwwwww
190:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:05:40ID:wDQVULt5R
特に同級生達からも
「俺君って真面目先輩と仲いいんだよねー」とか
「ツンツン先輩ってこわい?」とか
「あのジャラジャラ先輩ってどこかおかしいの?」とか
まぁ威を借ってた訳ですわ
目立つ先輩と一緒にいつもいるから
俺までやたら目立つようになった
特に最初は何もしてなかったけど夏休み前くらいから
色々やりはじめてたし
そこら辺から目立つオタクとしてポジションを得ていった訳ですよ
191:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:07:39ID:ZkbpSAk66
お前今の仕事デザイナーだろ
192:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:10:48ID:wDQVULt5R
>>191 なんでそう思ったの?
特に真面目先輩は生徒会だったし
ジャラジャラ先輩とは違うベクトルで目立っていた
いや、モテていた
そしてツンツン先輩も
寡黙さと身長の高さがあいまって
さらにジャラジャラ先輩という比較対象までいた事で
モテていた
この二人の血を受け継いだ俺は
言うたらジョルノジョバーナの用な存在
とか勝手に思っていた
っていうか二人は顔が整っていたし(まぁジャラジャラもなんだけど)
体育祭の事もあいまってモテまくっていた
そう美術部はモテる部活だったのだ
194:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:13:54ID:sqbgIUtEL
追いついた
映画化待ったなしのエピソードだな
195:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:14:15ID:wDQVULt5R
そして何より
パナイ先輩の恋愛講座が俺をモテ街道を一直線に進ませた
まぁ嘘だ
実際もてるというかチヤホヤされたのは
中3になってからだった
1年生から面白い先輩として人気を得て
二年生からも面白くてしっかりしている先輩として
人気を得ていた
まぁバスケ幽霊にはかてなかったんですけど
196:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:19:18ID:wDQVULt5R
バスケ幽霊は美術部にはいない爽やかさ+イケメン+美術部ってGAP
そしてクールで仲間思い、中身までイケメン
ときたもんだ
そりゃあモテる
奴がモテなきゃ誰がモテんだって話し
俺が中3の時、バスケ幽霊は一番モテていた
俺は
正直さっきモテたとかいう話しを盛ってしまったのが
つらいぐらい
そんなことはなかった
本当下級生に元気な声で挨拶され
よくわからないけど
「ファンです!」って男子に言われたりした
197:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:21:21ID:wDQVULt5R
男子にファンですって言われるのは悪い事じゃない
でも、
それってあれだろ?
お笑い芸人的扱いだろ?
俺は女子にもてたいんだ
って心底思ってた
198:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:25:32ID:wDQVULt5R
でもバレンタインの時は本当嬉しかった
本命のチョコはなかったけれど
義理チョコをいっぱい貰った
俺はそんな事なかったから嬉しくて嬉しくて
その年のホワイトデーは相当気合いを入れた
バスケ幽霊とパナイ先輩にお願いして
お返しの助言をしてもらったりした
まぁその義理チョコの中に
紅一点からのチョコもあったんで
なんか感慨深いよね
とまぁ俺の話しはどうでもいいや
次の話しをしたら寝るわ
199:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:31:26ID:wDQVULt5R
美術部っぽい話しではないけれど
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデーの話し
もしくは美術部っぽい話しがいい?
201:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:37:07ID:wDQVULt5R
「明日、遂に作戦を実行する日が来た」
「わかるな、絶対さとられてはいけない」
「これはドッキリなんだ」
「仕込みも完璧だ」
「相手に感づかれたら終わりだ、明日は心して行け」
「ラジャ!!」
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデー
202:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:39:44ID:wDQVULt5R
朝、いつもより少し早めに
ジャラジャラ先輩以外が集まった
そわそわさせながら
様々な仕込みをすましていく
誰かが階段をのぼる音がする
ジャラジャラ言わせたアクセサリーの音だ
間違いなくターゲットの登場だった
下っ端の俺は真面目先輩にアイコンタクトを送る
そしていよいよ世紀のドッキリが始まるのだった
203:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:41:31ID:wDQVULt5R
一週間前
真面目先輩「来週じゃらじゃらの誕生日なんだが…」
俺「あ、じゃあ祝いましょうか」
真面目先輩「今年もドッキリで行く!」
64「お!去年に引き続きだね!」
真面目先輩「今年のドッキリの計画をもう既にたてた
皆聞いてくれ…」
204:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:42:15ID:wDQVULt5R
真面目先輩「
今年のドッキリは
ドッキリを仕込んでる風なんだけどいつまでもドッキリがこないドッキリだ!!!!!
」
一同「なんだってーーー!!!?」
205:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:43:48ID:wDQVULt5R
真面目先輩「あいつが
自分で
俺今日誕生日だったんだ
って言ったら祝ってやろう」
俺はさすが真面目先輩
ぬかりねぇって思った
206:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:46:27ID:wDQVULt5R
時は戻り
ジャラジャラ「おはよー」ガラッ
扉をあけられた瞬間急いで先輩の前に立ち
俺「せんぱーいおはようございます。
あのちょっと個人的な相談があるので来てもらって良いですかー?」
ジャラジャラ「お、おう。」
そう言って先輩を連れ出し
どうでもいいような会話をし
とりあえず朝部活は無事終了