離婚して宗教にハマった母親のせいで強制的にお坊さんにさせられた結果・・・

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371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 22:35:27.09 ID:qYinErC90
寺の連係プレーが怖すぎる

宗教のこういうところがあまり好きじゃないんだよなぁ・・・

373:1:2011/09/03(土) 22:39:18.03 ID:308eT+X70
ほんとケータイで2chは難しい

H は何も聞いてこなかった
俺もずっと窓の外見てた
なんか悔しくて悔しくて
富士山見ながら静かに泣いた

こうして俺の脱走事件は終わる

が、ここからさらにきつくなるんだ

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 22:44:54.99 ID:2UjdPTss0
>>1の人生ドラマチック過ぎるだろ
それも数年間で

376:1:2011/09/03(土) 22:48:10.48 ID:308eT+X70
寺に着いて俺は隔離された
皮肉にもそれは最初に円を組んだあの部屋だった

そして母と姉がきた
ビックリしたが、話を聞くとどうやら俺は一時帰宅するらしい

これはチャンスか

391:1:2011/09/03(土) 23:00:59.00 ID:308eT+X70
家に帰ればなんとかなる、
そう思ってた

でな、帰る前に部屋に同期が来たんだ
みんななんか言ってたけどいじめに荷担したやつは要するに帰れっていってた

それで犯人は大体わかった

親は先に帰って俺は一人で帰ることになった
一人で新幹線に乗って帰った
乗り換えもちゃんとできた

そうして地元の駅に着いた
そこに母が待ってた

399:1:2011/09/03(土) 23:15:38.42 ID:308eT+X70
俺の時代はかなり楽なほうだときいた

母の車に乗り家に帰る
懐かしい風景を見ると夢かと思った

家につくと姉がいた
不思議と母にも怒こられなかった
変な感じのする家だった

とりあえずすぐ寝たが
俺のベッドは俺のベッドで安心した

これは母が発狂する三日前の話

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:19:20.09 ID:glKMV0fc0
平安時代の大衆そのままだな

405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:24:51.48 ID:5BT/ql0Ui
>>1と同い年だけど、こんな悲惨な生活耐えられんわ。
まじてお前よくがんばったな。先輩とかにいじめられてたのが軽く見えてくるわ。

現在の>>1が気になる

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:26:04.17 ID:iPkg8gQB0
世襲の坊主もこんな修行してるのか・・・?
とてもそうは思えないんだが、宗派によるのかな

410:1:2011/09/03(土) 23:30:33.19 ID:308eT+X70
する事のない俺は散歩しまくった
歩きながら少しずつ記憶を思い出していった

地元の中学にも行ったが同級生の姿を見た瞬間隠れた
なんか会っちゃいけない気がしたんだ

そしてついに本題にはいる
俺が寺に帰るかここに残るかだった

俺は同じ轍を踏まないように注意をしながら話したつもりだった

けど母は違った

416:1:2011/09/03(土) 23:37:23.08 ID:308eT+X70

つまり母は完全に俺を寺に返すつもりだった
俺が何をいっても聞かない
話し合おうともしない
姉はずっと黙っていてなにもしない

ついに母がキレた

急に立ち上がり台所に向かう
手には包丁を持っていた
それを俺に向けて

帰らないのらあんたを殺して私も死ぬ

もうこの人はダメだと思った


417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:38:18.72 ID:wAr1H2Mu0
怖ええ

419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:38:58.19 ID:2dAKCY1N0
姉ェ・・・。

423:1:2011/09/03(土) 23:43:06.78 ID:308eT+X70
親に包丁で刺されかけた人ならわかると思うが
実際あんまり怖くないんだ
ただ絶望する
よくかーちゃんの愛とか聞くけど
当てはまんない人もいる

少なくとも俺には伝わんなかった

冷静に避けて手をつかんだ
もう何も言えず、俺は黙ってた
しばらくして母が包丁を床に突き立てる

424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:43:27.65 ID:6hV0KAvf0
姉は大学に行って好きなことをしていただろうに…なんで>>1ばかりこんな目にあわなきゃならんのだ

427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:44:36.22 ID:zc+QbWmYO
お母さん、やばいな
宗教で何を学んでるんだろう

431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 23:46:21.12 ID:8FbaqB2P0
高校生か
私とは全然違うや

>>427
忘却とか

435:1:2011/09/03(土) 23:51:01.80 ID:308eT+X70
決めろ!!!!!!!!!

母が怒鳴る
姉は泣いていた

脱走する前に感じたあの寒気が体を包んで何も考えれなかった

俺は無言で家を飛び出した
今度は服もチョコも手紙もなんにもなかった
靴もはかず上着も着ずT シャツで冬の夜中に家出した

空はあんまりきれいじゃなかった

444:1:2011/09/04(日) 00:03:26.47 ID:kN2289CO0
二度目の脱走はつらかった
なんで俺が家にいたらいけないの?
なんで俺裸足で歩いてんの?
寒い。寒かった。

足は勝手に父さんの家に向かう
こんな形で会いたくなかった

そんなことを考えていたからだろうか、
父さんの家についても呼び鈴はならせなかった
ただずっと玄関前に立ってた

結局父さんには会わず裏山に入っていった
真っ暗で何も見えないが怖くはなかった

ちなみにこの山、昔親友と走り回った山なんだ。

で山奥に入っていってある場所に着いた

昔の秘密基地だった場所に

447:1:2011/09/04(日) 00:12:30.04 ID:kN2289CO0
そこは小さな屋根があるような休憩場。
よく山のなかで地蔵がおいてある小屋みたいなとこな

そこでも俺は床に上がらず
床下に入り込んだ
やっぱり見つかったらいけない気がしたんだ

三角座りでじっと夜明けを待った
猫か狸か知らないが頭上の床を引っ掻いてた
仮にあれが幽霊でも勝てたと思う
むしろ仲良くなれると思う

指の感覚はなくなって眠気が襲ってきた
でも寝てもすぐ目が覚めてじっとしてた
まだ引っ掻く音がする

何度も繰り返して、やっと空が明るくなった

453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 00:20:19.95 ID:U9KR+Qa00
怖すぎ

457:1:2011/09/04(日) 00:26:02.39 ID:kN2289CO0
火かき棒怖いな

体内時計で大体10時ぐらいにそこから這いずり出た
引っ掻き傷が半端なかった

で山を出て家に帰る
どこにも行くとこがないし
寒くて死にそうだった

家に帰ると母は仕事でいない
すぐ風呂に入った
指は一日中冷たかった気がした

もう心のなかで結果は分かってた
俺寺に帰んないとダメだ