「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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町の花壇の柵に腰を掛けて、携帯を無意味にいじった。

まだ返信していなかったメールに気付く。

友人からのメール。

「今度晴れて結婚することになった。ぜひ式に来てください」

という内容のもの。

目に涙が浮かんだ。

俺は行けない。

夢に敗れても友達は友達。

でも「今なにやってるの?」「漫画は順調?早く読ませてよ」

たったこれだけの質問が怖くて、

俺は友人の晴れ舞台を見守ることを拒絶してしまった。

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