「これどうする?賞に出す? 出したとしても…まぁ奨励賞ってとこだと思うけど。 次の作品描くなら打ち合わせには応じますよ」
その言葉にダメを押された俺は、
「いえ…、いいです。もうちょっと考えて見ます」
と小さく笑って自分の原稿を手元に手繰り寄せた。
今日、またイチからやり直すつもりではいたけど、
多分連載用ネームを切る…
というところまでは一気にいくと思ってた。
原稿のレベル自体は上がっているのだから自惚れではない筈だった。
それなのに俺に突きつけられた現実は
「再び奨励賞からの出直し」。
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