「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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「このストーリーを描くために漫画家を目指したんだ!」

と思えるほどのネームが完全にボツになったショックも冷めぬうちに

「新しい何か」 俺は頭を捻った。

新人にも旬というものがある。

近く行われた賞で授賞をした新人は

やはり編集部からの注目度も高い。

記憶に新しいし、若さもある。

逆にくすぶり続けると、もうセンスが枯渇しているとか古いとか、

編集部内で飽きられてしまったりすることがあるそうだ。

俺が連載用ネームを切っている間にも、何人かの受賞者が生まれた。

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