「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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今まで培ってきた技術を全て詰め込んだ作品だった。

トーンも背景も入れまくり、素人に見せたら

「すげええええ」と言わせる自信は今でもある。

作品のレベルは上がっている反面

出版社のレベルは落としたんだ。

これはもう絶対に上手くいくだろう。

中学生が小学生のテストに挑むようなものだと、

尊大なことを思った。

その確信があった。自信も。

出版社の編集に原稿を手渡し、

「すごい」と驚く顔になる瞬間を見るため、

俺は下唇をかみながら編集の顔を凝視した。

しかし、編集の表情は特に変わらず、代わりに俺にこう言った。

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