年は既に23歳になり、同い年の奴らは働き始めていたが、
何とか俺も社会人としてやっていけそうだ…と思った。
ここからが地獄の始まりだった。
連載ネームを切る作業は楽しかった。
特に今まで書いたことのない第2話、
第3話を描くのが新鮮だった。
読みきりではキャラ数を減らせと言われるのが普通だが、
連載ではそうはいかない。
逆に魅力的なキャラクターをどんどん出していかなければ、
物語は広がっていかない。
今まで溜めた欲求を晴らすかのごとく、
暖めてきたネタの全てをネームに込めた。
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