幽霊が出ると噂のパチ屋で除霊を体験した結果・・・

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29:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:22:59.94ID:0/7W0ZTJ.net
「共存ですかw私も共存しないといけないってことですかw」
「そういうことw幸い、その後はなにも悪さはしてないから、同居人程度に思っておけば危害は加えないはずだからよろしくたのむよwなんかあったら知り合いに頼んであげるからさw」
って感じでそろそろ行くわwって帰ってしまい、翌日皆の前でお別れを言って送別会をしました。

30:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:32:04.54ID:0/7W0ZTJ.net
それから数ヶ月、私も新店長として業務に馴染んできたころ。
その瞬間は唐突にやってきました。
新台の釘を叩くために徹夜覚悟で店に残っていた私は、少し仮眠をとることに。
当時は主任が3人いて、釘の調整は主任もやらせていたのですが、新台だけは私がやっていました。
新台がある程度客に馴染んできたころに主任に任せて、また新台を叩くというサイクルだったので。
その日の台数は28台もあったので釘の調整や試し打ちやらで朝6時は鉄板。
なので1時~3時の二時間程度仮眠を取り、残りを仕上げるつもりでした。
事務所のソファに体を預け、うとうととし始めた頃、突然カッカッカッカッカッとハイヒールを踏み鳴らすような足音が近づき遠ざかっていきました。
前の店長から聞いていたものの、実際にその場面に直面すると怖いなんてもんじゃない。
こっちにくるなよーと念じながらやり過ごしたあと、戻ってくる気配もないので仮眠をやめて釘の調整に戻りましたw
ホールは遊技台の電源が入っているので賑やかで騒がしく、霊の存在も気づかないだろうと思ってさっさと終わらせて帰ろうと思い、とにかく急いで終わらせました。

31:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:38:32.06ID:0/7W0ZTJ.net
予定より一時間ほど早く終わり、帰り支度をするために二階の事務所へ行くことに。
外もうっすらと明るくなってきているので、もう霊もでないだろうと思っていたのですが、久しぶりにアイツがそこに居ました。
階段の踊り場のヤツです。
私は姿は見えないのでなんとなく気配というか雰囲気というか漠然としたものなのですが、いつも居なかったのにその日はたしかに居たのです。
さて、帰れない。
帰るにはそこをもう一度通らないと帰れないから。
身支度だけ済ませてどうしようか悩んでいたら、今度はインカムの電源が勝手に入り、ジジッジジッとノイズをならし始めました。
慌てて電源を切りに本体のある別の部屋に向かったら、今度は廊下の奥から差し込む光を遮るように誰かが立っている姿が…。
もう階段の踊り場のヤツのことなんて忘れてダッシュで駆け抜けて帰りましたよ。
タイムカード切るのを忘れたのは家に着いてからでした。


32:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:45:12.12ID:0/7W0ZTJ.net
まあ、店長の出勤時間なんてあってないようなものなので、タイムカードのことはいいのですが、家に着いてからもなんで急にこんなことが起きたのかパニック状態。
しかし、前の店長から一通り聞いていたので、免疫があったのでしょう。
三時間ほど睡眠をとって、昼過ぎには店に出てました。
ちなみに、この霊の話は私の部下には一切言っていないので、下手に話して怖がられたら退職者が出かねない。
とりあえず自分の胸の中にしまいこみ、いつものように過ごしていたのですが、夜は新台の再調整の為にまた遅くなるのが怖くてたまらなかったです。
新台の調整って上手な人は一回で決めちゃうんですが、私はまだ駆け出し店長なので3日間くらいかけて調整するのです。
だいたい、初日は甘めにして、2日目は同じ機種毎にスタート回数が合うように、3日目は初日と二日目の出方次第で決めるみたいな感じ。

33:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:51:22.69ID:0/7W0ZTJ.net
なので、二日目の調整は手を抜くわけにはいかない。
一度帰って仮眠を取り、意を決して店にとんぼ返りすると、従業員はみな帰り、店は静まりかえってました。
※とはいっても遊技台の電源は入ったままなのでうるさいですが。
営業記録や書類関係の仕事を済ませ、1時半頃になってホールへ。
基本的な調整は終わっているので微調整を終わらせて4時くらいには二階の事務所へ。
また居る…。
気がつかないふりをして事務所へいき、帰り支度をしていると今度はハイヒールの音が聞こえてきます。
先日と同じく、左から右に歩き去っていき、聞こえなくなったところでダッシュで店の外に。
またしてもタイムカードを切り忘れた。

34:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:52:31.47ID:TCU/G70D.net
見てるぞ(霊的な意味合いで)

35:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/10/10(月) 11:58:57.14ID:0/7W0ZTJ.net
もうタイムカードのことは気にしないとして、なんで?これから毎日?
あいつらと共存するのは無理だ…。
そもそもそんなに肝っ玉座ってないし…。
なんであの話を聞いたときに辞退しなかったんだろう…。
などと後悔ばかりしていたところ、そういえば困ったら相談してくれと言っていたのを思いだし、前任の店長に電話してみることにしました。
さすがに早朝では失礼だと思ったので、昼過ぎまでまって連絡してみると、相変わらず元気な口調で、「おーどうしたーw元気にやってるかぁー?w」
みたいな軽いノリに少し心が軽くなったのを覚えてます。
「どうしたもこうしたもありませんよ。○○さんが言ってやつらが昨日急に出てきたんです!どうしたらいいですか?」
「あー、そろそろかと思ってたよw」
「え?そろそろって?」
「いや、俺のときも、赴任して慣れてきたころに始まったからさw」
「なるほど。で、どうすれば?」
「だからいったろ?害はないから放っておけってw」
「いやいや、害はないといっても怖いですから…」
「まあそうだよな。じゃあ知り合いに頼んでみるからこっちから連絡するよ」
「ありがとうございます!」
と会話してすぐ、二時間後には連絡が入り、さっそく今夜来てくれるとのこと。