209: :2014/05/10(土)23:09:07 ID:
「桃子、いるの?」とか聞いてたけど、返事が無かった。
山田母がこっちを見たんで、開けてみてくださいって小声で伝えた。
で、山田母がドアを開ける。山田母が「あんた、こんなところで何してんの?」って言った。
210: :2014/05/10(土)23:11:42 ID:
211: :2014/05/10(土)23:12:47 ID:
刃物とか持ってないやろなー
213: :2014/05/10(土)23:15:17 ID:
「なんだ、お母さんか。よかったー」
と、なんか普通の声が聞こえた。なんか、想像してたパターンと大分違って、え?ってなったわ。「なんか男の声が聞こえたけど、誰? ○○?(知らない人の名前)」とか言ってた。
固まってる母親を前に、風呂場から山田桃子が私服ででしれっと出てきた。
それでこっちをみるなり、「あ、こんにちはー」って俺に挨拶してきた。「ど、どうも・・・」って返したわ。
216: :2014/05/10(土)23:22:11 ID:
とか言いながら、そのまま部屋に向かう。
向かった先は、最初に入ったいかにも女の子って感じの部屋だった。
「お茶でも飲みますか? とりあえず上がってください」と言われた。なんか今まで思ってた感じじゃなくて、肩透かしを食らったような感じだった。
唖然とするというか、毒気を抜かれるというか、まあ、呆然とした。
214: :2014/05/10(土)23:17:47 ID:
桃子はどのくらい恵美子に似ていたのか1の感想を聞きたい!
>>214
正直、そんなに似てないなと思った。
化粧もあるのかもしれないし、少し山田桃子に俺フィルタがかかってたからかも。
215: :2014/05/10(土)23:21:42 ID:
219: :2014/05/10(土)23:23:48 ID:
多分、母の友達だと思ったんだと思う。
224: :2014/05/10(土)23:29:27 ID:
山田桃子はえ?って顔をしてた。「あんた、恵美子って人のことストーカーしてたんでしょ!」
いきなり言うか、と思った。
なんか声のボリュームが大きくて少し周りが気になったんで、とりあえず玄関の中に入って扉を閉めた。
220: :2014/05/10(土)23:26:22 ID:
友人は眼鏡掛けてる?若しくは目が悪い?
225: :2014/05/10(土)23:35:40 ID:
友人はそんなに目は悪くないと思う。
そういう話は聞いたことが無いわ。
223: :2014/05/10(土)23:27:52 ID:
キチの考えることはわからんー
226: :2014/05/10(土)23:39:07 ID:
山田母は、そのまま怒った口調でなんでそんなことしたの!とか、あたしがあれだけ言ったじゃない!どうして繰り返すの!?とか怒声を放ち続けた。
山田桃子は下を向いて、無言だった。
228: :2014/05/10(土)23:41:35 ID:
229: :2014/05/10(土)23:42:38 ID:
って言った瞬間に、山田桃子が顔を上げて、
「隣の部屋入ったの? あれ?」と言いながら、首をかしげた。
山田母が、「なに。それがどうしたっていうの?」って言ったら
「あれ? 誰もいなかった?」って。
230: :2014/05/10(土)23:43:34 ID:
233: :2014/05/10(土)23:45:04 ID:
「恵美子が住んでる」って言った。山田母が、え?って顔になって、引きつりながら俺のほうを見た。
多分俺のほうが引きつってたと思う。
234: :2014/05/10(土)23:45:57 ID:
238: :2014/05/10(土)23:50:33 ID:
239: :2014/05/10(土)23:50:41 ID:
それを言うのはまずいんじゃないか、と思ったが、ヘタレなんで何も言えずにいた。
山田桃子が、「え、だってさっきまで恵美子いたよ」って言った。
244: :2014/05/10(土)23:56:28 ID:
山田桃子が「でも、いたよ」という。
山田母は、気が動転したのか、泣きながら山田桃子に掴みかかった。
で、これはまずいと思って、止めに入る。
245: :2014/05/10(土)23:57:55 ID:
これから先協力してもらうにしても釘刺しとかないとやばいんじゃないか。余計に桃子暴走させそうだわ
246: :2014/05/10(土)23:59:40 ID:
人格②:1の事を知らない「桃子」→母にとっては、これが本来の「桃子」
人格③:まさかの「恵美子」か?
247: :2014/05/11(日)00:00:52 ID:
で、山田桃子に「ちょっとすみません」と、話しかけた。
山田桃子は、なんだかびっくりして泣き出しそうな顔をしてた。で、すこしだけ山田桃子の方に近づいて恐る恐る聞いてみたんだ。
「えっと、びっくりさせてごめんね。俺はお母さんの知り合いなんだけど、名前を教えてもらって良いかな」
248: :2014/05/11(日)00:07:41 ID:
「あたしの名前ですか?」
と聞いてきた。「そう」って言ったんだけど、その後しばらく無言が続いた。
多分30秒くらいだったと思うけど、もっとかかったような気もした。
山田桃子がそのまま横にぶっ倒れた。
251: :2014/05/11(日)00:12:17 ID:
252: :2014/05/11(日)00:13:22 ID:
山田母が、駆け寄って、どうしたの!?桃子!?って聞く。
反応が無かった。
で、「救急車!!救急車!」って叫んだ。俺もびっくりして、そのまま救急車を呼んだ。
254: :2014/05/11(日)00:16:57 ID:
しばらく車で待っててと。
美樹は出勤の時間が近づいてたが、状況がアレなんで、残るといった。
恵美子も、現場には近づかないけど、すぐに報告して欲しいから残るっていってた。
255: :2014/05/11(日)00:20:35 ID:
救急隊員が山田桃子を運んでったんだけど、山田桃子は動かないままだった。
救急隊員が、事情を聞いてきたんで、説明したところ、山田母が山田桃子に掴みかかった時に、怪我をした可能性があるから、警察に連絡しなければならない、と言われた。
どう考えてもそれは無いと思うと言ったんだけど、義務ですのでと言われた。
257: :2014/05/11(日)00:25:33 ID:
残った1人の救急隊員と、警察が端の方で二人で何か話してた。
外傷は今のところ見当たらなかった、とか聞こえた。で、今度はこっちにやってきて、詳しく話が聞きたいから、パトカーの中まで来て欲しい、と言われた。
で付いていく。
パトカーは2台あって、俺と山田母は別々のパトカーに乗った。
258: :2014/05/11(日)00:30:18 ID:
「口論になった理由とか、掴みかかった理由とか、教えてもらって良いかな」と。
でも、どこから話せばこいつは納得するんだろうと考えた。
部分だけ説明だけしても、逆に面倒になると思った。
259: :2014/05/11(日)00:32:38 ID:
美樹に事情を説明して、恵美子に大まかなことを警察に説明してもいいか聞いた。
状況が状況なんで仕方ない、と承諾を得た。
で、警察に今までの一連の出来事を説明した。
といっても、大まかにしか説明しなかった。
「山田桃子にストーカーまがいなことをされてた友人がいて、山田母に連絡して、アパートに来た」くらい。
260: :2014/05/11(日)00:35:01 ID:
261: :2014/05/11(日)00:36:29 ID:
「したと思いますよ」と白を切った。で、いろいろと事細かに説明をした後、署で書類だけ書いてもらっていい?と言われた。最初から署に連れてけよ、と思った。
で、警察署に付いて、少し待たされる。
262: :2014/05/11(日)00:41:03 ID:
書類にサインしてるときに、おっさんが喋り始めた。「あー、ストーカーされたとか言ってたよね」
「ええ。友人がですけど」
「それ、訴えたりする?」
「わかりません」
263: :2014/05/11(日)00:48:47 ID:
すごいいいにくそうに、そのおっさんは話し始めた。
要約すると、
「多分、山田さんは、精神の病だとおもう」
「鑑定でそれが確定するなら、多分ストーカーじゃ罪状はつかない」
みたいなことをそれとなく伝えたかったんだと思う。
まあそんなことを言われてもって感じだけど。
で、全部終わって、そのまま部屋を出た。
264: :2014/05/11(日)00:52:04 ID:
山田母は、このまま病院に向かい、そのあと署に戻るといっていた。
俺は、正直とてもじゃないくらい精神的に疲れてたので、病院には行かなかった。
山田母と電話番号を交換して、そこで別れた。
265: :2014/05/11(日)00:55:04 ID:
で、居た堪れないような思いの中、無言で二人を駅まで送り届けた。今日は、こんな感じでした。
夜、少し時間が空いたのは、教授にあって報告してたから。
これからちょっとその話をします。