高校のクラス全員で悪霊と戦った!?→衝撃のラストが・・・

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16 :名も無き被検体774号+:2016/05/21(土) 22:19:39.36 ID:a+MBXVoz
それからクラスは一日中暗く、常にすすり泣く声が聞こえていた。
授業も授業にならず、自習か、先生も泣いてしまって授業が進まないかのどちらかだった。
帰りのホームルームになって一日中姿の見えなかった担任がやってきた。
委員長のご遺体に会ってきたとのことだった。
担任はやっぱり死因については触れなかったが、クラスメイトの一人が
「なんで、あいつは死んじまったんだよ!!」
と泣きながら叫んだところでクラス全員が涙を流した。
俺もやっと実感がわいてきたのか涙が止まらなかった。
すると担任も涙を流しながら
「自殺だ。遺書も見つかった。」と教えてくれた。
みんなかなりのショックを受けていてもう口を開く人はいなった。
担任も何か言おうとしていたが泣いて言葉が出なかったようで
「気を付けて帰れよ」とだけ言って行ってしまった。

19 :名も無き被検体774号+:2016/05/21(土) 22:35:15.51 ID:a+MBXVoz
その日は部活も休みになってほとんどだれかと話すこともなくすぐに帰った。
家に帰るとなぜか母親も一連の騒動のことを知っていて、
「大変だったね」と言ってくれた。
高校二年生にもなって親の前で号泣してしまったよ。
次の日もクラスはとても暗かった。
朝のホームルームで担任が来て
「今日委員長の葬式がある。
 参列したい奴は手を挙げてくれ。」
といった。
こんなに上げにくい挙手はないだろうと思ったけどクラス全員が手を挙げていた。
その後何人かの先生の車に分かれて乗って葬式に行った。
葬儀では涙が止まらなかったが、葬儀が終わるとしっかりと別れを告げることができたと思えた。
その後は学校に戻っていつも通りの授業を受けた。
まだ暗い雰囲気は残っていたがクラスのみんなも切り替えができたのか、いつも通り過ごそうと明るく振舞っていた。
クラスには大きな傷が残ったが、この先委員長の分まで頑張ろうといった感じだった。
しかし、次の日事件が起きた。

21 :名も無き被検体774号+:2016/05/21(土) 22:47:12.53 ID:a+MBXVoz
次の日俺は自転車に乗って学校に向かっていた。
いつも通学の途中で大きい橋を渡るんだが、その日は橋に通行規制がかかっていた。
なにやらパトカーやら救急車やらがいっぱいとまっていた。
そして野次馬がいっぱいいた。
なにか事件でもあったのかと思い野次馬の中に混ざってみると何でも高校生が橋から落ちたという話を聞いた。
まさかと思って現場ぎりぎりのところまで行ってみると自転車が2台倒れているのが見えた。
うちの高校じゃ自転車には盗難防止のため高校指定のシールを貼らなきゃならないんだが、
その2台の自転車にはうちの高校のシールが貼ってあるのが見えた。
さらに言うと学年ごとにシールの色も決まっているんだが、その自転車に貼ってあるシールは、
俺の自転車に貼ってあるシールと同じ色だった。
血の気が引いたのを覚えている。

22 :名も無き被検体774号+:2016/05/21(土) 22:52:42.20 ID:/0T2MMrz
紹介された三人は全員生き残ってくれ…

25 :名も無き被検体774号+:2016/05/21(土) 22:57:41.80 ID:a+MBXVoz
俺は怖くなってしまい、あわててその場を離れた。
学校に着くともうその話は学校中に広がっていた。
でも誰が落ちたのかはわかっていなかった。
もし仲のいい奴が・・と思うといてもたってもいられなかったが、細木と松坂の姿を見つけて
不謹慎ながらも胸をなでおろした。
でも細木はとても体調が悪そうで何を話しても「ああ」とか「おお」しか答えてくれなかった。
その後いつも通りホームルームがはじまったが、まだ来ていない生徒が二人いた。
野球部の生徒が二人来ていなかった。
担任からは何も言われなかったけどみんなわっかていたと思う。
今日落ちたのはこの二人だって。

31 :名も無き被検体774号+:2016/05/21(土) 23:42:25.46 ID:a+MBXVoz
重苦しい空気の中で時間が過ぎて昼休み。
4時間目の授業が終わると同時に担任が入ってきて話し始めた。
「ちょっと話がある。
 みんなもう知ってるとは思うけど今日うちのクラスの生徒二人が○○橋から転落して亡くなった。」
中には泣き始める者もいたがほとんどの生徒が押し黙っていた。
みんな分かっていたと思う。
すると突然儀式のことを話していたリア充が
「呪いだ!!」
と叫んだ。
担任「どういうことだ?」
リア充「俺と委員長と野球部の二人で呪いの儀式をやったんだよ!!
委員長が死ぬ前日に!!
次はきっと俺なんだよ!!」
担任「呪いなんてあるわけないだろ!?」
リア充「でも儀式はうまくいったんだよ!!」
女子A「ねえ、不謹慎なこと言うのやめてよ!」
女子B「そうだよ!命がほんとうに・・・」
細木「呪いだよ!!!」
細木が不意に叫んで立ち上がった。
クラスは一瞬で静かになった。
細木「お、おれ見たんだよ!!
   二人が橋から落ちるところを!!
   野球部Aが突然転んで落ちそうになって・・
   野球部Bが助けようとしたけど一緒に落ちたんだよ!!」
女子A「それってただの事故じゃん!!
    なんで呪いになるのよ!!」
細木「見たんだよ!!
   二人が落ちたところに駆け寄って橋の下みたらさ、女がいたんだよ!!」
女子A「はあ?女が川の中にいたっていうの?
    へえ、そんなのよく見えたねえ!?」
細木「違う!!違う!!
   川の中じゃなくて浮いてたんだよ!!
   橋のすぐ下に!!
   女の幽霊が!!」