身内を思い泣き崩れる参加者、
したり顔で慰める社員達…何回も何回も見せられた。
やっと迎えた最終日、なぜか「昼寝の時間」が設けられた。
確か敷居はあったが男女同室で雑魚寝させられたような気がするが、
あれって倫理的に大丈夫だったのかな。
昼寝の時間、隣に寝ていた男が泣いていた。
最初の研修で「屁理屈、嘘つき」とみんなの前で罵倒された男だった。
あの時は状況がよくわからんかったが、仔細を聞けば、
とある資格が必要かどうか会社に電話して問い合わせてみれば
「必要です」と言われたので資格を取ってみれば
「そんな事言った覚えはない!!嘘をつくな!!」らしい。
あの時の電話を録音しておけばよかった、確かに必要だといわれた、
なんとか頑張って勉強したのに、金も時間もかかったのに、
なんでこんなことに、と泣いていた。
誰も何も言えなかった。
最後の討論大会のことは正直よく覚えてない。
終わって、やっと解放されたという安堵感しかない。
研修後、参加者の半数以上が入社を辞退したらしい。
そりゃそうだ。たかが研修で、
身内のしすらネタにする会社がまともな訳がない。
自分もそうしたかったが、親戚から「このご時勢せっかく内定がとれたのだから」と説得されて入社した。
蛇足ながらその後、結論からすると、自分は数ヶ月で鬱になって退社した。
配置された部署は、拘束時間はホワイト企業でしたが、やっぱりどこか「変」でした。
へたくそな長文失礼しました。