いきなり殴りかかってくる事など想定していなく
「あれ?なんかほっぺたいてえな?」と理解するのに数秒を要した。
しかし、頭の中で組み立て殴られた事を理解すると
「てめええ!こらあああ!」と坂倉の髪を掴んで振り回す。
この髪をつかんで振り回したのまでは覚えているが喧嘩の中身はよく覚えていない。
なんとなく覚えているのはとにかく坂倉は防御を一切せず
俺が殴った上から無理矢理殴りかかってくるという狂気じみた喧嘩の仕方をしてきた。
喧嘩自体は圧倒的な体格差も手伝い俺の方が有利に進めていたと思うがあまり記憶は定かじゃない。
ただ途中から一切防御しないで何発も顔面に攻撃が入ってふらふらしてるのに
全く引かずひたすら殴りかかってくるこいつに
「もう怖いから終わりにしたい・・」と思っていたのは覚えている。
その後、誰かが教室に先生を呼びに行き喧嘩を止められて終わった。
俺は職員室へ。坂倉は保健室へ連れて行かれ先生に事情聴取を受け
自分から喧嘩を仕掛けたことを正直に話すと
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