お酒の力って凄い
女子はもうノリノリでその話を聞いて来る
私だけなの?そうなんだーwとか言った後
どうやってしてたの?写真とか?
どれくらい私でしたの?wとかノリノリで聞いて来た
俺はどの質問にも正直に答えた
女子の写真でシコったこと
口を開けて笑ってる写真でフェラを想像したこと
結構な頻度でオカズにしてたこと…
中学の頃のあの親御さんの怒りからは想像もつかないほど
女子はノリノリで楽しそうに俺と話をしてくれた
しばらく俺のオナニーの話に花を咲かせていたけど
ふとお互い黙っちゃう瞬間がきた
先に口を開いたのは女子だった
なんで…私だけだったの?
ついにこの質問が来てしまった
俺の心臓はバクバクと脈うった
ここで言わなきゃ俺はただの変態野郎だ
もちろん俺が女子でシコったのは女子が好きだったからだ
女子は俺の方をじっと見ていた
中学の時からあんまり変わってなくて
まだ高校生くらいな感じの童顔
女子が答えを待っている
俺は覚悟を決めて告白した
女子のことが好きだから!!
思ってたより大きな声が出てしまって自分でビビった
女子もちょっとびっくりしてたけど
すぐにっこり笑って、早くそう言ってくれればよかったのにって言ってくれた
それからあの時の女子の気持ちを教えてくれた
女子はずっと俺のことが好きだったらしい
好きだったからこそ、オカズにされてド直球の下ネタを突きつけられたのが悲しかったらしい
俺はあの時とは違って心の底から謝った
本当にごめんって
女子は笑って許してくれた
好きな人のこといつまでも悪く思っていられるわけないでしょって
それからまたしばらく黙って
今でも私のこと好きかな?ってちょっと俯いて聞いて来た
もうね、俺の人生にこんな素敵なイベントが用意されてるとは思ってなかったね
もちろん俺は答えた
今でも女子のことが好きだって
ずっと好きだったって
死んで
女子は嬉しそうに笑った
こうして俺達は付き合うことになった
人生初彼女だった
その後もしばらくそこで喋って飲んでた
けど夜も深まったし、そろそろここを出て次の場所に行こうってことになった
俺はその前にトイレに行った
用を足しながら考える
次ってなんだ
別の居酒屋か?
まさかホテルとか無いよな…いやあるのか?
いやないよな
コンドームの付け方とかわかんねーぞ
みたいなとこまでワクワクドキドキで考えた
そこで気付いた
俺、財布持ってくんの忘れた
それから店を出て、泣きながら歩いて家に帰った
一人で勘定をすませて帰る女子のことを考えると涙があふれて止まらなかった
携帯は着信拒否にした
俺は過去を捨てた
俺の実に5年に渡る淡い恋は終わった
クソワロタwwwwww